【YouTube】動画編集ができるパソコンを買う時の落とし穴【騙されない選び方】

今の時代、情弱であっても
スマホ一つあれば様々な事を調べる事が出来る。

例えば、YouTubeに動画をあげるために
”動画編集が出来る”フリーズしない高性能のパソコンが欲しくなるが
できるだけ安く手に入れたいのが一般人の思考である。

2.3個ブログを覗けば
おおよそ必要なスペックを知る事が出来るだろう。

CPU
Atom ×
Celeron ×
Pentium ×
Core i3 ×
Core i5 動画編集
Core i7本格的動画編集
Core i9 4K動画編集などの高レベル
メモリー
4GB ×
8GB フルHDの動画編集
16GB 高度なフルHD動画編集
32GB4K動画編集OK
64GB文句なし

しかしながら問題なのは、
同じCore i5やCore i7であっても、
同じ括りで考えてはならない点だ。

例えば、中古ショップや有名通販サイトであっても
同じCore i7であっても”型落ち”の場合があるのだ。

CPUはCore i7がいいらしい
メモリは16GB以上
グラフィックボードはGTX1660以上
ストレージはSSD+HDDのデュアルストレージ
これで安いのを探すぞ!

【YouTube】動画編集ができるパソコンを買う時の落とし穴【騙されない選び方】

例 とある通販ショップの評価

高スペックを探す初心者の場合、
例えば、Core i7以上8G以上SSD等のキーワードで
安いPCを探す事になるが、探すといくつか割安の商品を見つけられるはずだ。

当然、高スペックを必要としない客には
”凄い”&”早い”とお墨付きをもらうが、
上級者から見ると「初心者さん気を付けて!」と感じてしまうのである。

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デスクトップパソコン
CPU: Core i7 3615MQ 2.4GHz
MS Office 2016搭載メモリー:8GB/SSD:256GB/

お客様の声

【絶対に買うな】
詐欺まがいの型落ちパーツ詰め合わせ
サイズ: SSD:256GB

この商品は「中途半端なPC知識を身に着けた
パソコン情報弱者を釣り上げるためのジャンク一歩手前のマシン」です。

少しでも知識がある人ならば、
「2021年モデル」にcore-i7の「3000番台」が
入っていることがおかしいと一瞬で気づきます。

core-i7 3000番台は、私自身が【2013年】に購入したPCに搭載されていたCPUです
(インテルのCPUは、何千番台かでいつ発売かがわかります。
2021年現在のパソコンは、1万番台か1万1千番台のCPUが搭載されているのが普通です)

2013年といえば、やっとスマホが世の中に普及してきたころ。
進化の激しいIT業界で、その時代のCPUが
「i7」を冠しているとはいえ高性能だと思いますか?
……答えは当然Noです。

具体的にいうと、core-i7 3615QMの処理能力は、
2019年ごろで普通に売っているノートPCに
搭載されているcore-i5 8265Uに余裕で負けます。

数年前の中堅ノートPCレベルの処理能力すら、
このPCは持っていないということです。
メモリも8GBで「大容量」と言っていますがごく普通です。

サクサク動くというレビューがありますが、
これは使用者がそういった作業しかしていないだけです。
Office2016も、2020年時点で通常サポートが終了している投げ売り品。

つまりこのパソコンは、「i7は高性能」という
知識だけを持っている層に、売れ残りの型落ち品を詰め込んで売りつけるためのものです。

車で言うとわかりやすいのではないでしょうか?
8年前の倉庫に眠っていた車体に、今後新しくできる道や
建物が更新されないカーナビを載せて、
それを未使用だから「2021年新発売!」と謳っている。
値段は中古車なみ。やすーい!

これはそういうマシンです。
いや、中身は8年前の中古車なんだから安くて当たり前だろ、ってね。
5万円でそれなりに動くパソコンがほしい、
という需要にはマッチしなくもないですが……

いいですか。あなたがもしこのPCを買おうと思ったら、
同じスペックのPCをAmazon中古市場やメルカリで探してみてください。
しっかり探せば3万円台でも見つかるはずです。
……当然ですよね。だって、8年前のパソコンなんですから。

おそらくこのパソコンを買おうと思っている方は、
「一体型の高性能なパソコンがほしい!」と思っていることでしょう。
しかし、一体型のパソコン自体、故障の多さから売れなくなっており、
2021年現在、「一体型の高性能なパソコン」自体がほぼ存在しません。
安くて高性能なパソコンは、2021年現在ノートパソコンに市場が変わっています。

例えば、Dell社が出しているVostro15、
もしくはInspiron14というノートパソコンは、
これと同じ値段でもはるかに高性能です。

あと、身も蓋もない話をしちゃいますが、
このPCをちょっとでも「買おう」と思っちゃう
レベルの方のPC知識なら、core-i3のマシンで十分です。
価格.comで「core-i3」「インテル第10世代・第11世代」
「メモリ8GB」で検索して出てきた最安PCを買ってください。
快適なPCライフをお約束します。

なお、本当に「ちゃんとした」core-i7のマシンを買おうと思うと、
よほどうまくセールや割引を使って、やっと9万円代といったところです。
12万円で、おっ!安いかな、というくらいの感覚ですね。
世の中そんなに甘くないです。

実質8年前のマシンであるということを分かったうえで、
どうしてもノートパソコンじゃだめだ、
どうしても中古じゃいやだ、という人は買ってもいいっちゃいい、でもオススメはしません。
一応、家電量販店で5万円で売っているパソコンよりはずっと高性能です笑。
(個人的には、どこに保存してあったかわからない
8年も前のCPU(CPUは超精密機械ですよ!)を載せて
「新品」を謳う商品など、いくらであっても絶対買いませんけどね……)

2行でまとめますと、このパソコンは
・実質8年前の商品
・同じ値段のノートパソコンの方がはるかに高性能
ということになります。
まぁ、8年前のプリウスに乗れるかと言われたら乗れますから買う分には自由です。

騙されそうになってしまった方々は、
ネットでのお買い物には今後もお気を付けください。

初心者にオススメなのは
メーカーダイレクトショップ

「本当に高性能なのか?」
「できるだけ新しいCPUが欲しい」
「もしもの場合のサポートが欲しい」
このような場合、メーカーのダイレクトショップが間違いない

メーカーは型の入れ替えが多く
古いタイプはすぐに販売終了となり次の新作に入れ替わる。

私自身もDELLや日本HPを利用したことがあるが
不安なく購入する事が出来た。
ダイレクト(の安心感)は人気があり
1ヶ月待ちなどがよくあるが、それだけ他店で買うよりも価値があるPCといえるだろう。

「少しでも安く」と考える気持ちは分かるが
そう世の中は甘くはない事を覚えておきたい。

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