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熱中症で倒れている人に遭遇したら、どのような手順で救えばよいですか?応急処置&介抱術

Q.最近の日本の夏は暑く、
熱中症になる方が多いです。
テレビで見ましたが”熱中症”の薬というものが存在せず
冷たい点滴などで対処すると見たことがあります。
しかしながら、外で倒れている人を見かけた場合には
冷たい点滴などがあるはずもなく、
どのように助ければよいかわかりません。
素人にもできる救助方法を教えてください。
Q.私は散歩が好きでよく歩いていますが、
熱中症で倒れている人をよく見ます。
しかしながら介抱している人は、
日傘をさしている&団扇で仰ぐだけなど
しっかり対応できていない人が多いです。
私ならば、付近の施設(例:図書館や博物館)などに入れてもらい
手首に冷たいものを当てて、顔や体に水をぶっかけまくると思いますが
実際は、どのような手順で処置すればよいのでしょうか?

A.熱中症の応急処置について、
以下の手順を参考にしてください。

1. **涼しい場所へ移動**

まずは、エアコンが効いている室内や
風通しの良い日陰など、涼しい場所に移動させましょう。

2. **衣服を緩める**

衣服を緩めて、体の熱を放出しやすくします。
特に首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やすと効果的です。

3. **体を冷やす**

氷枕や保冷剤を使って首筋や脇の下、
足の付け根などを冷やします。
水をかけてうちわや扇子であおぐことも有効です。

4. **水分補給**

水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクなどを飲ませましょう。
ただし、意識がない場合や自力で飲めない場合は無理に飲ませないでください。

5. **救急車を呼ぶ**

意識がない場合や症状が改善しない場合は、
ためらわずに救急車を呼びましょう。

また、施設に入れてもらう場合は、
図書館や博物館などの涼しい場所を選び、
上記の手順に従って応急処置を行うと良いでしょう。

散歩中に熱中症の方を見かけた際には、
これらの手順を参考にして安全に対応してください。

意識が無い方には
救急車が来るまで
どのような対応をすればよいですか?

気道を確保する

意識がない場合、気道が塞がれている可能性があります。
頭を後ろに軽く傾けて、顎を上げることで気道を確保します。

回復体位にする

呼吸がある場合、回復体位
(横向きに寝かせ、片方の脚を曲げる)にして、気道を確保しやすくします。

水分補給は避ける

意識がない場合は、
無理に水を飲ませてはいけません。
誤嚥(ごえん)の危険があります。

ビンタや強い刺激を与えることは避け、
冷静に対応することが大切です。
救急車が到着するまで、上記の手順で応急処置を行いましょう。

回復体位で片方の膝を曲げる理由は、
体を安定させるためです。

具体的には、上側にくる脚を曲げることで、
体が後ろに倒れないように支えます。
これにより、気道が確保されやすくなり、
嘔吐物や舌が喉を塞ぐのを防ぐことができます。

どちらの脚を曲げても構いませんが、
一般的には上側にくる脚を曲げることが推奨されています。
例えば、左側を下にして横向きに寝かせる場合は、右脚を曲げます。

この姿勢を取ることで、
傷病者が安定し、呼吸がしやすくなります。
回復体位は、意識がないが呼吸がある場合に非常に有効な応急処置です。

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