縄文から令和までありますが気になることがあります。
戦国時代という時代がある年表と無い年表があります。
これはどういうことなのでしょうか?
正しい年表を教えてください。
戦国時代は実際には無いのでしょうか?
南北朝時代や戦国時代が書いていないことがあります。
子供に教える時はどれを参考にすればよいですか?
戦国時代は日本史の中で非常に重要な時期ですが、
年表に含まれるかどうかは、年表の作成者や目的によって異なることがあります。
戦国時代は一般的に、
1467年の応仁の乱から
1573年の室町幕府の滅亡までの期間を指します。
この時期は、各地の大名が領土を巡って争った時代であり、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの有名な武将が活躍しました。
一部の年表では、
戦国時代を室町時代の一部として扱い、
明確に分けないことがあります。
また、戦国時代の始まりや終わりについても諸説あり、
地域ごとに異なる場合もあります。
以下に、戦国時代を含む
日本史の主要な時代区分を示します。
弥生時代(紀元前10世紀頃 – 3世紀中頃)
古墳時代(3世紀中頃 – 7世紀頃)
飛鳥時代(592年 – 710年)
奈良時代(710年 – 794年)
平安時代(794年 – 1185年)
鎌倉時代(1185年 – 1333年)
– 南北朝時代(1336年 – 1392年)
– 南朝(1336年 – 1392年)
– 北朝(1336年 – 1392年)
室町時代(1336年 – 1573年)
– 戦国時代(1467年 – 1573年)
安土桃山時代(1573年 – 1603年)
江戸時代(1603年 – 1868年)
明治時代(1868年 – 1912年)
大正時代(1912年 – 1926年)
昭和時代(1926年 – 1989年)
平成時代(1989年 – 2019年)
令和時代(2019年 – 現在)
戦国時代は確かに存在し、
多くの歴史的な出来事が起こった重要な時期です。
もし特定の年表に戦国時代が含まれていない場合、
それはその年表の作成者の視点や目的によるものかもしれません。
スッキリしないです。
わざわざ分けるのも面倒ですね?
どちらかに決めてほしいですね。
確かに、戦国時代のような
重要な時期が年表に含まれないと混乱しますよね。
これは歴史の区分けが学者や教育機関によって異なるためです。
戦国時代を室町時代の一部として扱うか、
独立した時代として扱うかは、視点や目的によって変わることがあります。
例えば、戦国時代を独立した時代として扱うと、
その期間の詳細な出来事や変化をより明確に理解できる一方で、
室町時代全体の流れを把握しにくくなることもあります。
逆に、室町時代の一部として扱うと、
全体の流れは見やすくなりますが、
戦国時代の特異性が薄れてしまうこともあります。
どちらが正しいかというよりも、
どの視点で歴史を学びたいかによると言えます。
もし戦国時代の詳細を知りたい場合は、
独立した時代として扱う年表や資料を参考にすると良いでしょう。
歴史の学び方には多様なアプローチがあり、
それぞれに利点があります。どちらか一方に決めるのではなく、
複数の視点から学ぶことで、より深い理解が得られるかもしれません。
例えば、飛鳥時代には「あ、今は飛鳥時代だな!」
なんて考えてメモしていた人はいないですよね?
確かに、当時の人々が自分たちの時代を
「室町時代」や「江戸時代」と呼んでいたわけではありません。
これらの名称は後世の歴史学者や研究者によって付けられたものです。
時代区分の名称を決めた具体的な歴史学者や研究者については、
明確に「この人が決めた」という記録が残っているわけではありません。
多くの場合、時代区分の名称は複数の学者や
研究者の議論や研究の積み重ねによって定着していきます。
例えば、室町時代や江戸時代といった名称は、
19世紀から20世紀にかけての日本の
歴史学者たちの研究によって広まったものです。
具体的な名前を挙げると、
以下のような歴史学者たちが日本史の研究に大きな影響を与えました。
津田左右吉(1873-1961年):
日本古代史の研究で知られ、
歴史学の方法論を確立しました。
和辻哲郎(1889-1960年):
日本文化史や倫理学の研究で有名です。
桑原隲蔵(1870-1931年):
日本中世史の研究で知られ、
特に室町時代の研究に貢献しました。
平泉澄(1895-1984年):
日本近世史の研究で、
江戸時代の研究に大きな影響を与えました。
これらの学者たちの研究や著作が、
現在の時代区分の名称やその理解に大きく寄与しています。
時代区分の名称は、
歴史学の発展とともに変化し、定着していくものです。
そのため、特定の一人が決めたわけではなく、
多くの学者たちの共同作業の成果と言えます。
室町時代と戦国時代には
いくつかの重要な違いがあります。
以下にその主な違いをまとめます。
室町時代
*期間*
1336年から1573年まで。
*政治体制*
室町幕府が京都に設置され、
足利将軍家が全国を統治しました。
*特徴*
初期には南北朝時代の争乱があり、
その後、足利義満の時代に幕府の権威が最盛期を迎えました。
しかし、後期には将軍の権威が低下し、
各地で守護大名が力を持つようになりました。
戦国時代
*期間*
一般的には1467年の応仁の乱から
1573年の室町幕府の滅亡まで。
*政治体制*
室町幕府の権威が大きく低下し、
各地の大名が独自に領国を支配するようになりました。
これらの大名は「戦国大名」と呼ばれます。
*特徴*
領土を巡る戦いが頻発し、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの有力な武将が登場しました。
戦国大名たちは、独自の法や政策を導入し、領国支配を強化しました。
主な違い
1. *政治権力の集中度*
– 室町時代:
幕府の権威が比較的強く、守護大名が幕府の命令に従う形で統治。
– 戦国時代:
幕府の権威が低下し、戦国大名が独自に領国を支配。
2. *戦争の頻度*
– 室町時代:
初期には南北朝の争乱があったが、比較的平穏な時期も存在。
– 戦国時代:
領土を巡る戦いが頻発し、戦争が常態化。
3. *社会の変化*
– 室町時代:
貴族文化や禅宗文化が栄えた。
– 戦国時代:
戦国大名による新しい統治方法や
法制度が導入され、社会構造が変化。
これらの違いを理解することで、
室町時代と戦国時代の歴史的な背景や特徴をより深く知ることができます。
コメント
南北朝時代と室町時代は一部重なっています。
具体的には、南北朝時代は
1336年から1392年までの期間であり、
この期間は室町時代の初期にあたります。
### 南北朝時代
– **期間**: 1336年 – 1392年
– **特徴**: 後醍醐天皇が吉野に南朝を開き、
足利尊氏が京都に北朝を擁立したことで、
二つの朝廷が並立して争った時代です。
### 室町時代
– **期間**: 1336年 – 1573年
– **特徴**: 室町幕府が京都に設置され、
足利将軍家が全国を統治しました。
南北朝時代を含む初期の混乱期と、
後の戦国時代を含む長い期間を指します。
### 重複部分
南北朝時代は、室町時代の初期に位置しており、
室町幕府の成立とともに始まります。
南北朝時代の終わり(1392年)は、
足利義満による南北朝の統一によってもたらされました。
このように、南北朝時代は室町時代の
一部として位置づけられていますが、
特に南北朝の内乱が続いた期間を指して
「南北朝時代」と呼ぶことが多いです。