「オケラになった」と言いますが、
オケラという言葉を何故使うようになったのか？
語源を教えてください。
A.「オケラになる」という表現の
語源にはいくつかの説がありますが、
最も有力な説は昆虫の「ケラ（螻蛄）」に由来するものです。
ケラは地中で生活する昆虫で、
その前足を広げた姿が「お手上げ」の状態に見えることから、
一文無しになった様子を「オケラになる」
と表現するようになったと言われています。
他にも、賭博に負けて無一文になった者を
「裸虫」と呼んだことから、オケラに見立てたという説や、
植物の「オケラ（朮）」に由来するという説もあります。
この植物は根の皮を剥いで薬用とされていたため、
身の皮を剥がれる意味に掛けたとされています。
東京では見かけないのですがどこに多いのですか？
草や土どこに生息するのですか？
北海道の人は良く見ると来たことがあります。
A.オケラ（ケラ）は日本全国に広く分布していますが、
特に都市部ではあまり見かけることが少ないです。
オケラは主に田園地帯や畑、
田んぼなどの湿った土壌を好んで生息しています。
湿った土壌が多い場所でよく見られるため、
北海道のような地域では比較的よく見かけることがあるかもしれません。
オケラは地中で生活する昆虫で、
前脚を使って土を掘り進むため、草原や畑、
河川の土手などの地中に多く生息しています。
また、春から初夏にかけての
繁殖シーズンには地上でも活発に活動し、
独特の鳴き声を発することがあります。
どんな活動をしますか？
動きは早いですか？遅いですか？
触れても毒は無いですか？
A.オケラ（ケラ）は地中で生活する昆虫で、
主に土を掘ることに特化しています。
彼らの活動は以下のようなものです。
1. **巣穴の掘削**
オケラは前脚を使って土を掘り、巣穴を作ります。
巣穴は地表近くの横穴と、深く掘られた縦穴から構成されます。
2. **餌の採取**
雑食性で、植物の根や種子、
小昆虫、ミミズなどを食べます。
3. **繁殖**
春から初夏にかけて繁殖期を迎え、
オスは巣穴を共鳴室として使い、大きな鳴き声を発します。
オケラの動きは地中では比較的速く、
前脚を使って土を掻き分けて進みます。
また、水中でも泳ぐことができ、空中を飛ぶこともあります。
地上では走ることが多いですが、成虫になると飛翔も可能です。
触れても毒はなく、直接的な害はありませんが、
農作物の根を食べるため、農業においては害虫とされることがあります。