どうしても眠くなるので、仕事は勿論
単に歩いている時でさえもダルさを感じます。
すぐに寝てしまいたい気分になりますがそうもいきません。
眠さとの戦いにストレスを感じます。
何か対策は無いでしょうか?
このように花粉の季節は薬のせいで眠くなるのですが、
薬の眠気に打ち勝つようにエナジードリンクを飲むのですが、
眠気のほうが勝ってしまいます。
この鼻炎薬が眠くなる理由は何が原因でしょうか?
また、この眠さを打破する攻略法はありますでしょうか?
もっとカフェインをぶち込んだ方が良いでしょうか?
諦めたほうが良いのでしょうか?
毎日イライラです。
鼻炎薬を飲むと眠くなるのは、
主に抗ヒスタミン薬が原因です。
抗ヒスタミン薬はアレルギー症状を引き起こす
ヒスタミンを抑える働きをしますが、
脳内のヒスタミンも抑制してしまうため、眠気や集中力の低下を引き起こします。
エナジードリンクでカフェイン補給
カフェインで打ち勝ちたい!
カフェインが、抗ヒスタミン薬の眠気に
完全に打ち勝てない理由は、
カフェインと抗ヒスタミン薬が
異なるメカニズムで作用するためです。
カフェインの作用
カフェインは、アデノシンという物質が
アデノシン受容体に結合するのを阻害します。
アデノシンは通常、ヒスタミンの放出を抑制し、
眠気を引き起こしますが、カフェインがアデノシン受容体に結合することで、
ヒスタミンの放出が抑制されなくなり、覚醒状態を維持します。
抗ヒスタミン薬の作用
一方、抗ヒスタミン薬は
ヒスタミン受容体をブロックすることで、
ヒスタミンの作用を抑えます。
ヒスタミンは覚醒を維持する役割を持つため、
抗ヒスタミン薬がヒスタミンの作用を抑えると、眠気が生じます。
大量のカフェイン摂取について
大量のカフェインを摂取することは、
必ずしも効果的ではありません。
過剰なカフェイン摂取は、心拍数の増加、
不安感、胃の不快感などの副作用を引き起こす可能性があります。
また、カフェインの効果には限界があり、
抗ヒスタミン薬の強力な眠気を完全に打ち消すことは難しいです。
無理に眠気と戦うと余計にストレスになりますから
以下の対策を併用しながら”最小限の眠さで抑える”工夫をしてください。
眠気を抑えるための対策
眠気を抑えるための対策としては、
以下の方法があります。
1. 第二世代の抗ヒスタミン薬を選ぶ
第二世代の抗ヒスタミン薬は、
脳内に移行しにくく、眠気が出にくいとされています。
例えば、アレグラやクラリチンなどが該当します。
第2世代抗ヒスタミン薬は、
1983年以降に開発された比較的新しいタイプの抗ヒスタミン薬です。
第1世代抗ヒスタミン薬と比べて、いくつかの重要な違いがあります。
主な違い
眠気の少なさ:
第2世代抗ヒスタミン薬は、血液脳関門を通過しにくいため、
中枢神経系への影響が少なく、眠気やめまいなどの副作用が軽減されています。
抗コリン作用の少なさ:
第1世代抗ヒスタミン薬は、口渇、便秘、
尿閉などの抗コリン作用が強いですが、
第2世代はこれらの副作用が少ない。
服用回数:
多くの第2世代抗ヒスタミン薬は
1日1回の服用で効果が持続するため、服用の手間が少なくなっています。
フェキソフェナジン(アレグラ)
ロラタジン(クラリチン)
セチリジン(ジルテック)
これらの薬は、アレルギー症状の緩和に効果的でありながら、
日常生活に支障をきたす副作用が少ないため、広く使用されています。
※しかしながら効果は低め※
2. カフェインを摂取する
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、
眠気を抑える効果があります。
3. ガムを噛む
ガムを噛むことで脳が刺激され、
眠気が軽減されることがあります。
4. 軽い運動やストレッチ
体を動かすことで血流が良くなり、眠気が和らぎます。
仕事場に青竹踏みを用意しておくと便利です。
その場スクワットも有効です。
5. 日光浴
直射日光を浴びると、
眠気を引き起こすメラトニンの分泌が減少し、目が覚めやすくなります。
6.仮眠を取る
15分程度の短い仮眠が効果的です。
これらの対策を掛け合わせ
眠気を最小限に抑えることをお勧めします。
無理に眠気と戦うよりも、
自分に合った方法を見つけることが大切です。