私は炭水化物と糖質は
同じものだと思っていました。
違うのですか?
なぜかと言うと食品の成分表を見たら
たんぱく質15g
脂質5g
炭水化物11g←
-糖質5g←
-食物繊維6g
という表記があったからです。
別に書かれていたので驚きました。
A.炭水化物と糖質は関連がありますが、
厳密には異なる概念です。
炭水化物
*定義*
炭水化物は、糖質(単糖類、二糖類、多糖類)と食物繊維の総称です。
*例*
ご飯、パン、パスタ、野菜、果物などに含まれます。
糖質
*定義*
糖質は炭水化物の中の一部で、
消化されてエネルギー源になる成分です。
具体的には、単糖類(グルコース、フルクトースなど)
と二糖類(スクロース、ラクトースなど)や一部の多糖類が含まれます。
*例*
砂糖、果糖、グルコース、麦芽糖など。
食物繊維
*定義*
食物繊維は炭水化物の一種ですが、
消化されずに体を通過します。
腸内環境を整える役割があります。
*例*
野菜、果物、全粒穀物などに含まれます。
食品成分表について
●脂質5g
●炭水化物11g
-糖質5g
-食物繊維6g
炭水化物は糖質と食物繊維を含む広い概念であり、
糖質はその一部であるということです。
このような違いを理解することで、
より健康的な食事選びができるようになります。
どのくらい糖質になるのかは食材次第になるのですね。
繊維が多い炭水化物が血糖値を上げにくく
ヘルシーという事になりますか?
A.まさにその通りです。
食物繊維が多い炭水化物は、
血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
同じ炭水化物の量でも、
食材によって糖質の割合は異なります。
炭水化物には糖質と食物繊維が含まれており、
それぞれのバランスが食材ごとに異なります。
例)
*全粒穀物*
全粒パンや玄米などは、
食物繊維が豊富で糖質が比較的少ないです。
*精白食品*
白パンや白米などは、食物繊維が少なく、糖質が多いです。
*野菜と果物*
野菜は食物繊維が多く、
糖質が少ない場合が多いですが、
果物は種類によっては糖質が多く含まれていることがあります。
糖質と食物繊維のバランス
健康的な食事を維持するためには、
糖質だけでなく、食物繊維もバランスよく摂取することが重要です。
食物繊維は、消化器系の健康をサポートし、
血糖値のコントロールにも役立ちます。
1. *全粒穀物を選ぶ*
全粒パン、玄米、オートミールなど。
2. *野菜を多く取り入れる*
特に葉物野菜や根菜類など。
3. *果物は適量を守る*
バランスを考えて、適量を摂取する。
こうしたポイントを意識することで、
炭水化物の質を向上させ、健康的な食生活を送ることができます。
炭水化物としてバナナやサツマイモを
多用するのは繊維が多いからですか?
消化が良いからですか?
A.バナナやサツマイモがボディビルダーに
人気な理由はいくつかありますが、主な理由は以下の通りです。
繊維の多さと消化の良さ
1. **繊維の多さ**
バナナ
繊維も含んでいますが、特に消化の良さが特徴です。
サツマイモ
食物繊維が豊富で、消化の過程で
血糖値の急上昇を抑え、持続的なエネルギー供給を助けます。
2. **消化の良さ**:
バナナ
消化が良く、エネルギーの供給源として即効性があります。
トレーニング前後のエネルギー補給に適しています。
サツマイモ
緩やかに消化されるため、
持続的なエネルギー供給をサポートします。
栄養価の高さ
バナナ
カリウム、ビタミンB6、ビタミンC
などの重要な栄養素が豊富で、筋肉の機能や回復を助けます。
サツマイモ
ビタミンA、ビタミンC、カリウム、
食物繊維が豊富で、抗酸化作用もあります。
エネルギー供給
バナナ
天然の糖分(グルコース、フルクトース)を含み、
トレーニング前後に素早くエネルギーを補給できます。
サツマイモ
緩やかにエネルギーを供給するため、
長時間のトレーニングや持久力の維持に適しています。
まとめ
ボディビルダーがバナナやサツマイモを多用する理由は、
繊維が豊富であることや消化が良いこと、
さらには栄養価が高く、
エネルギーの供給源として優れているためです。
これらの食品は、筋肉の成長と回復をサポートし、
持続的なエネルギー供給を助けるため、トレーニングにおいて非常に有用です。