卵の黄身を捨てて白身だけを食べていた昭和時代のダイエット&筋トレ

Q.ダイエットと筋トレについて質問です。
昭和時代は、脂肪分を極限に削るのが流行りました。
例えば、「卵の黄身はコレステロール
があるから捨てて白身だけを食べる」
という意識高いブームがありました。
しかしながら令和時代になると
「黄身の方が栄養がある」と言われるようになり、
体づくりをする人は卵の黄身と白身
を区別することなく食べています。
これは一体どういう事でしょうか?
卵の黄身は良い脂肪が含まれているのでしょうか?

A.卵の黄身白身に対する考え方の変化には、
栄養科学の進展と新しい研究成果が影響しています。

昭和時代の考え方

コレステロールの懸念

昭和時代には、食品中のコレステロールが
血中コレステロールに直接影響すると考えられていました。
そのため、卵の黄身を避けて白身だけを食べることが推奨されました。

卵の黄身を捨てて白身だけを食べていた昭和時代のダイエット&筋トレ

令和時代の考え方

新しい研究成果

現在では、食事中のコレステロールが
血中コレステロールに与える影響は限定的であることが分かってきました。

体のコレステロールは主に肝臓で作られており、
食事中のコレステロール量と血中コレステロール
の関係は思ったほど強くないことが明らかになっています。

黄身の栄養価

卵の黄身には、ビタミン(A、D、E、K)、
ミネラル(鉄、亜鉛)、健康的な脂質(オメガ3脂肪酸など)が豊富に含まれています

また、レシチンという脂質も含まれており、
これは脳の健康や細胞膜の構成に重要です。

まとめ

黄身の栄養価

黄身には重要なビタミンやミネラル、
健康的な脂肪が含まれています。

良い脂肪を含んでいる

オメガ3脂肪酸などの
健康的な脂肪も含まれており、体に良い影響を与えます。

このように、卵の黄身は栄養価が高く、
体作りに役立つ食品として再評価されています。

最新の科学に基づいた情報を元に、
バランスの良い食事を心掛けることが大切です。

卵の黄身に含まれる栄養素

タンパク質

  • タンパク質: 卵の黄身にも約2.7gのタンパク質が含まれています。

ビタミン

  • ビタミンA: 免疫機能をサポートし、視力の健康を保つ。
  • ビタミンD: 骨の健康を維持し、カルシウムの吸収を助ける。
  • ビタミンE: 抗酸化作用があり、細胞を保護する。
  • ビタミンK: 血液凝固と骨の健康に重要。
  • ビタミンB2(リボフラビン): エネルギー代謝をサポートし、細胞の成長と修復に関与します。
  • ビタミンB5(パントテン酸): エネルギー産生、ホルモン合成に関与。
  • ビタミンB6: タンパク質代謝、神経機能のサポート。
  • ビタミンB12: 血液細胞の生成、神経機能の維持。
  • 葉酸(ビタミンB9): 細胞分裂と成長のサポート。

ミネラル

  • : 酸素の運搬を助け、エネルギー代謝をサポート。
  • 亜鉛: 免疫機能をサポートし、細胞の成長と修復に関与。
  • カルシウム: 骨と歯の健康を維持。
  • セレン: 抗酸化作用を持ち、細胞を保護。
  • リン: 骨と歯の形成、エネルギー代謝に関与。

健康的な脂質

  • オメガ3脂肪酸: 抗炎症作用があり、心血管の健康をサポート。
  • オメガ6脂肪酸: 成長と発達、免疫機能のサポート。
  • レシチン: 脳の健康や細胞膜の構成に重要。

その他

  • コリン: 脳の発達と神経機能の正常化に関与。
  • ルテインとゼアキサンチン: 目の健康維持、抗酸化作用。

卵の白身に含まれる栄養素

タンパク質

  • アルブミン: 卵白の主要なタンパク質であり、
    筋肉の成長と修復に重要。約3.6gのタンパク質が含まれています。

ビタミン

  • ビタミンB2(リボフラビン):
    エネルギー代謝をサポートし、細胞の成長と修復に関与します。

ミネラル

  • ナトリウム: 電解質バランスを維持し、神経と筋肉の機能をサポートします。
  • カリウム: 細胞の機能を維持し、筋肉の収縮や神経伝達をサポートします。
  • マグネシウム: 筋肉と神経の機能をサポートし、エネルギー生成に役立ちます。

その他の成分

  • 水分: 卵白の約90%は水分で構成されています。
  • 少量の炭水化物: 微量の糖類を含みますが、非常に少量です。