筋トレをしながらも腰だけは大事にしています。
最近見た動画では、
若い頃は骨に血液が通っているが、
年を取ると減ると聞きました。
これは本当ですか?
血液が流れなくなった背中(腰骨?)
の骨は治りにくいとも聞きました。
年を取ると骨の血行が悪くなるのは本当ですか?
骨の血が少なくなれば(年取れば)
治りが遅くなるのは仕方が無いのでしょうか?
血液の生産について
血液は主に骨髄(こつずい)という
骨の内部にあるスポンジ状の組織で作られます。
骨髄には「造血幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞があり、
これがさまざまな種類の血液細胞を生み出しています。
以下に主な血液細胞の種類とその役割を紹介します。
血液の構成成分
1.赤血球
*役割*
酸素を肺から全身の組織へ運び、二酸化炭素を組織から肺へ戻す。
*生産場所*
骨髄
2.白血球
*役割*
体を病原体や異物から守る免疫系の一部。
*生産場所*
骨髄
3.血小板
*役割*
血液凝固を助け、怪我をしたときに出血を止める。
*生産場所*
骨髄
骨髄は特に大腿骨や骨盤などの大きな骨に多く存在し、
体内で重要な造血の役割を担っています。
骨の血行が年を取ると悪くなることがありますが、
健康的な生活習慣を維持することで骨の健康をサポートできます。
年齢とともに骨の血行が悪くなることは、
骨や関節の修復が遅くなる一因となり得ます。
これが腰痛や他の関節痛の治りにくさに繋がる可能性があります。
骨の健康と腰痛の関係
1.血行の低下
年齢とともに骨や関節に供給される
血液量が減少するため、怪我や損傷の修復が遅くなることがあります。
2.骨密度の低下
年齢が進むと骨密度が低下し、
骨折や損傷のリスクが高まります。
これは、腰痛や他の関節痛の原因となることがあります。
3.軟骨の減少
関節の軟骨が減少し、
クッション機能が低下することで、関節痛や腰痛が発生しやすくなります。
腰痛を予防するための方法
*適切な運動*
ウォーキングや筋力トレーニングなど、
適度な運動は骨と筋肉の健康を維持し、血行を促進します。
*栄養補給*
カルシウムやビタミンD、
その他の栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
*姿勢の改善*
正しい姿勢を保つことで、
腰への負担を軽減し、腰痛を予防します。
*専門的なアドバイス*
腰痛が続く場合は、専門の医師や
フィジカルセラピストに相談して適切な治療を受けることが大切です。
年齢と腰痛
年齢とともに腰や関節の健康に注意を払い、
切なケアを行うことで、腰痛の予防や改善を図ることができます。
特に、腰痛と膝痛は多くの高齢者が
「ケアしておけばよかった」と後悔する部分でもあります。
腰は日常生活で常に使われる部位です。
歩く、座る、立つ、物を持ち上げるといった
基本的な動作すべてが腰に負担をかけます。
これが回復を遅らせる原因となります。
座りっぱなしや足を組む癖があるなど
腰がゆがむ生活環境は良くありません。
着実に老後に響いてくるので、
若い頃から意識した方が良いでしょう。
骨の血行と修復の関係
若い頃:
骨は豊富な血液供給を受けており、
骨折や損傷が早く治りやすいです。
年を取ると:
骨の血行が減少し、
骨の修復や再生が遅くなります。
これは、血流が骨に必要な栄養素や
酸素を十分に供給できなくなるためです。
腰を大切にしながら筋トレを続けるのは非常に良いことですが
無理をせず、適切なフォームでトレーニングを行い、
休養日をしっかりと設ける事が重要です。
作ってばかりでは余りますよね?
古い血はどこに消えるのですか?
A.古い血液細胞は体内でリサイクルされます。
具体的には、寿命を迎えた血液細胞は特定の器官で分解され、
新しい細胞の材料として再利用されます。
以下にそのプロセスを説明します。
古い血液細胞の処理
1. **赤血球の寿命**
赤血球の寿命は約120日です。
寿命を迎えた赤血球は脾臓(ひぞう)や肝臓で分解されます。
2. **脾臓と肝臓の役割**
脾臓:赤血球が古くなると、脾臓で取り込まれ分解されます。
脾臓は「血液のフィルター」として機能し、古い血液細胞を取り除きます。
肝臓:脾臓で分解された赤血球の成分は、
肝臓でさらに処理され、ビリルビンという色素に変換されます。
ビリルビンは胆汁に排出され、消化の一部として体外に排出されます。
3. **白血球と血小板の処理**
白血球と血小板も寿命を迎えると、
マクロファージという免疫細胞によって分解されます。
分解された成分は再利用され、新しい血液細胞の材料となります。
まとめ
古い血液細胞は体内の特定の器官で効率的に分解され、
その成分はリサイクルされて新しい血液細胞の材料として再利用されます。
これにより、体内の血液は常に新鮮な状態を保つことができます。
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