ケネディ暗殺に関する機密文書を公開する」と宣言しました。
発表後、やはりCIAがオズワルドを利用して
ケネディ暗殺に関与していたのか、そして
それが歴代大統領が発表を控えてきた理由なのか気になります。
『一部内容を翻訳』
CIAは当時のアメリカ合衆国大統領JFKを暗殺した。
「暗殺の翌日、ゲイリー・アンダーヒルはワシントンを去った。
CIA内の小さな派閥が犯行に及んだと彼は打ち明けた。
それから6か月も経たないうちに、
アンダーヒルは射殺体で発見され、自殺と判断された」
このことは、ケネディ暗殺に政治家が関与していた
ことを意味するのでしょうか?
詳しく分かりやすく教えてください。
トランプ大統領が2025年3月18日に
ケネディ暗殺に関する機密文書を公開すると宣言した件について、
そしてCIAがオズワルドを利用して
ケネディを暗殺した可能性や政治家の関与について、
わかりやすく説明します。
まず、ジョン・F・ケネディ(JFK)
大統領暗殺事件(1963年11月22日)は、
アメリカ史上最も議論を呼んだ事件の一つです。
公式には、ウォーレン委員会が1964年に
「リー・ハーヴェイ・オズワルドが単独で犯行に及んだ」と結論づけました。
オズワルドは元海兵隊員で、
ソ連に一時期亡命していた経歴があり、
逮捕後すぐにジャック・ルビーという人物に射殺されたため、
裁判で真相を語る機会はありませんでした。
この公式見解に対し、
多くの人が疑問を持ち続け、CIAやマフィア、
さらにはアメリカ政府内部の関与を疑う陰謀論が広まりました。
トランプの宣言と機密文書公開
2025年3月18日、
トランプ大統領が約8万ページの機密文書を
「一切編集せずに公開する」と発表したことで、
再び注目が集まっています。
これまでの公開では、
1992年の「JFK暗殺記録収集法」に基づき、
文書の約99%が公開されてきましたが、
一部は国家安全保障を理由に非公開のままだったり、
黒塗りされていたりしました。
トランプは選挙期間中から
この完全公開を公約に掲げており、
昨日(3月18日)に実行に移した形です。
公開された文書は米国立公文書館の
ウェブサイトで閲覧可能とされていますが、
その膨大な量から、すぐには全体像が明らかにならない可能性が高いです。
CIA関与説とゲイリー・アンダーヒルの話
あなたが引用した「CIAがJFKを暗殺した」
という主張は、陰謀論の中でも有力視される説の一つです。
特に、ゲイリー・アンダーヒル(Gary Underhill)という人物の話は、
CIA関与説を支持する人々がよく挙げるエピソードです。
アンダーヒルは軍事専門家で、
CIAと繋がりがあったとされる人物です。
彼は暗殺の翌日(1963年11月23日)に
友人に「CIA内の小さなグループがケネディ暗殺に関与した」と語ったとされています。
そして、1964年5月に自宅で射殺体で発見され、
公式には「自殺」と判断されました。
このタイミングや状況から、
陰謀論者は「彼が真実を知っていて消された」と主張します。
ただし、アンダーヒルの話には確固たる証拠が乏しく、
彼の発言を直接裏付ける文書や録音は存在しません。
そのため、歴史家の間では
「興味深い逸話ではあるが、証拠不足で結論づけられない」とされています。
政治家の関与の可能性
「政治家が絡んでいたか」という点については、
具体的な名前が挙がることは少ないですが、いくつかの仮説があります。
CIAと政府高官の連携説
ケネディはCIAと対立していたことが知られています。
例えば、1961年の「ピッグス湾侵攻」
(キューバのカストロ政権打倒を狙ったCIAの作戦)が失敗した後、
ケネディはCIAの権限縮小を検討していたと言われます。
また、彼の弟ロバート・ケネディ(当時司法長官)は、
暗殺直後にCIA長官ジョン・マコーンに
「CIAが兄を殺したのか」と詰問した記録が残っています。
この対立から、CIAが政府内の協力者
(政治家や軍関係者)と組んで暗殺を計画した可能性が指摘されます。
リンドン・ジョンソン(LBJ)副大統領説
一部の陰謀論では、後継大統領となった
リンドン・ジョンソンが関与したとされます。
ケネディとジョンソンの関係は冷え込んでいた上、
暗殺が起きたテキサス州はジョンソンの地盤でした。
しかし、これも決定的な証拠はなく、推測の域を出ません。
軍産複合体説
ケネディはベトナム戦争への介入に慎重で、
軍需産業や軍部の利益を損なう政策を進めていました。
彼が演説で「軍産複合体の影響力」に警告を発していたこともあり、
これらの勢力が政治家を通じて暗殺を企てたとする説もあります。
歴代大統領が発表を控えた理由
歴代大統領が完全公開を避けてきたのは、
いくつかの理由が考えられます。
国家安全保障
CIAの秘密工作や情報源が暴露されると、
現在も活動中の機関に影響が出る恐れがある。
政治的混乱
CIAや政府内部の関与が証明されれば、
国民の信頼が崩れ、政治的混乱を招く可能性がある。
証拠の曖昧さ
文書があっても決定的な証拠がない場合、
陰謀論を助長するだけで収拾がつかなくなる。
現時点での結論
3月18日に公開された文書が
どこまで真相を明らかにするかは未知数です。
過去の公開文書では、オズワルドが
メキシコでソ連やキューバ関係者と接触していた記録などが出てきましたが、
CIAの直接関与を示す「決定打」は見つかっていません。
CIAがオズワルドを「利用した」可能性は否定できませんが、
彼を操った明確な証拠はまだ公にされていません。
政治家の関与も、
状況証拠や動機の推測はあるものの、
具体的な名前や証拠が浮上するかどうかが鍵です。
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