食事がしっかり出来ていない奴が多い。
基本が出来ていないのに4.5.6に進むな!」
という言葉があるように、
筋トレ界では食事が基本ですよね。
そこで質問です。
世の中には着色料や香料、乳化剤など体に悪い食品が存在しますが、
サプリメントにも悪いものが入っていると聞いたことがあります。
これは本当ですか?
カプセル自体に良くない成分が入っていたり
重金属が入っている事はあるのでしょうか?
正直に詳しく教えてください。
筋トレ界隈で「食事が基本」というのはその通りで、
栄養の土台が整っていないとサプリメントの効果も半減します。
ご質問のサプリメントに含まれる
「体に悪い成分」やカプセル、重金属の懸念について、
詳しくかつ正直にお答えします。
1. サプリメントに「悪いもの」が入っているのは本当か?
サプリメントには、目的の栄養素
(例:プロテイン、ビタミン、ミネラル)以外に、
添加物や不純物が含まれる場合があります。
これが「体に悪い」とされる理由の一つです。
以下に具体的な例を挙げます。
添加物について
サプリメントには、製品の安定性、
見た目、味、保存性を高めるために
以下のような添加物が使われることがあります。
着色料
タブレットやグミ型サプリで使用されることが多い。
例:赤色40号、青色1号など。
一部は発がん性やアレルギー反応の懸念が研究で指摘されていますが、
規制内で使用される限りは「安全」とされています。
ただし、過剰摂取や長期摂取の影響は議論中。
香料
プロテインやBCAAパウダーによく含まれる。
人工香料はアレルギーや消化器系の不調を引き起こす可能性がまれにある。
乳化剤
液体サプリやソフトジェルカプセルで
成分を均一に保つために使用(例:レシチン、ポリソルベート80)。
通常は安全だが、大量摂取で
腸内細菌叢に影響する可能性が動物実験で示唆されている。
甘味料
スクラロースやアスパルテームなどの
人工甘味料がプロテインやエナジードリンク系サプリに多い。
これらはFDAや日本の厚生労働省で安全とされているが、
腸内環境や味覚への影響を懸念する声もある。
増量剤・結合剤
錠剤やカプセルで形を整えるために使用
(例:ステアリン酸マグネシウム、セルロース)。
少量なら問題ないが、
過剰だと消化器系に負担をかける可能性。
これらの添加物は、
食品衛生法やFDAの基準で「安全」
とされる量で使用されますが、
以下の点が問題視されることがあります。
個人差
アレルギー体質や敏感な人は反応が出やすい。
累積効果
複数のサプリや加工食品から
添加物を摂取することで、体内での蓄積が懸念される。
品質の差
低品質なサプリでは、必要以上の
添加物が使われている場合がある。
カプセル自体の成分
サプリメントのカプセルは安全か?
(ハードカプセルやソフトジェル)にも注目が必要です。
ゼラチンカプセル
動物由来(豚や牛)のゼラチンが一般的。
品質が低い場合、残留化学物質やアレルゲンが含まれる可能性がある。
植物性カプセル
セルロースやプルラン(発酵由来)を使用。
比較的安全だが、製造過程での不純物混入リスクはゼロではない。
ソフトジェル
ゼラチンにグリセリンや※可塑剤を加えたもの。
まれに、可塑剤としてフタル酸エステル類
(環境ホルモンと関連)が使われる場合があり、健康リスクが議論されている。
カプセル自体に「良くない成分」が含まれるケースは、
信頼性の低いメーカーや規制の緩い国で生産された製品で起こりやすいです。
プラスチックやゴム、樹脂などの素材を柔らかく、
柔軟性や加工性を高めるために添加される化学物質です。
ソフトジェルカプセルの製造過程で使用されることがあります。
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健康リスク
内分泌かく乱作用(ホルモンに影響)
や生殖毒性、発がん性の懸念が動物実験で示唆されている。
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規制
日本、EU、米国では、食品や医療用途での
フタル酸エステルの使用は厳しく制限されているが、
低品質なサプリ(特に規制の緩い国で生産されたもの)では混入リスクがある。
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代替品
高品質なサプリでは、グリセリンや
ソルビトールなど安全性の高い可塑剤が使われる。
重金属の混入
重金属(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素など)
の混入は、サプリメント業界で深刻な問題として認識されています。
特に以下のようなケースでリスクが高まります。
原材料の汚染
魚油(オメガ3)やハーブ系サプリは、
海洋汚染や土壌汚染により重金属が混入しやすい。
例:魚油サプリに水銀が検出されたケースが報告されている。
製造過程
低品質な工場では、
機械や水源からの重金属汚染が起こる可能性がある。
天然由来サプリ
スピルリナやクロレラなどの藻類サプリは、
栽培環境次第でヒ素や鉛が濃縮されるリスクがある。
実際のデータ
2020年の米国消費者団体の調査(Consumer Reports)では、
市販のプロテインやハーブサプリの約30%で、
微量ながら重金属(特にヒ素とカドミウム)が検出された。
日本の厚生労働省も、
”輸入サプリメントの一部で重金属基準値超過”を報告している。
ただし、信頼性の高いメーカー(GMP認証や第三者検査済み)は、
重金属検査を徹底しており、リスクは低いです。
2. どの程度「悪い」のか?リスクの現実
添加物
一般的に、規制基準内の添加物は「安全」とされるが、
過剰摂取や長期摂取の影響は完全には解明されていない。
アレルギーや敏感体質の人は注意が必要。
カプセル
高品質な製品なら問題はほぼないが、
粗悪品では不純物や化学物質のリスクがある。
重金属
微量でも蓄積すれば神経系や腎臓に影響する可能性がある。
特に、魚油、ハーブ、ミネラル系サプリは注意。
リスクの大小は製品の品質に依存します。
安価で規制の緩い国の製品(例:一部の中国製やインド製サプリ)は、
添加物や不純物の管理が不十分な場合が多い。
一方、米国や日本の大手ブランド
(例:NOW Foods、Dymatize、国内のファンケルなど)は、
第三者検査やGMP(適正製造規範)に準拠しており、比較的安全です。
3. どうすれば安全なサプリを選べるか?
以下のポイントを参考にしてください。
信頼できるメーカーを選ぶ
GMP認証、NSF、USPなどの
第三者認証があるブランドを選ぶ。
日本国内では、JHFAマーク(日本健康食品規格協会)がある製品が安心。
成分表を確認
不要な添加物(着色料、人工甘味料など)が少ない製品を選ぶ。
「プロプライエタリーブレンド」(成分量非公開)は避ける。
原産国と製造国をチェック
米国、日本、EU製は規制が厳しく安全性が高い傾向。
中国や東南アジア製は、信頼できるブランド以外は慎重に。
第三者検査の有無
LabdoorやConsumerLabなどの独立検査機関の評価を参考にする。
レビューと評判
XやAmazonのレビューで、
重金属や添加物に関する問題が報告されていないか確認。
4. サプリは必要か?食事とのバランス
ご指摘の通り、
食事の基本が整っていない場合、サプリの優先度は低いです。
以下の優先順位を意識してください。
食事
タンパク質(肉、魚、卵)、
ビタミン・ミネラル(野菜、果物)、
健康的な脂質(ナッツ、魚)をバランスよく。
サプリの役割
食事で不足する栄養を補う
(例:プロテイン、ビタミンD、オメガ3)。
不要なサプリを避ける
テストステロンブースターや脂肪燃焼サプリは、
科学的根拠が薄い場合が多く、添加物リスクが高い。
5. 結論
サプリメントに「悪いもの」
(添加物、カプセルの不純物、重金属)
が含まれる可能性は本当ですが、
リスクの程度は製品の品質に大きく依存します。
信頼性の高いメーカーや第三者検査済み
の製品を選べば、問題はほぼ回避可能。
とはいえ、食事の基本が整っていない場合、
サプリに頼る前に食生活を見直すのが筋トレの王道です。
添加物や重金属が気になるなら、以下のアクションを
◉シンプルな成分のサプリを選ぶ
(例:無香料・無添加プロテイン)。
◉魚油やハーブ系は特に検査済み製品を。
◉過剰摂取を避け、食事中心の栄養摂取を心がける。
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