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体を鍛えていても40~50代以降アザができやすい理由

Q.ちょっとぶつけるだけで痣(アザ)ができます。
何歳以上になると痣ができやすいのですか?
Q.私は50代になっても筋トレをして体力には自信がありますが、
総合的な体力と回復力は退化していると実感しています。
例えば、息子とスパーリングしていると
20~30分の短時間では経験値で
呼吸を整えながら優位にできますが後で疲れがどっと出ます。
また、体力も戻るのが遅いです。
そして、パンチやキックで受けた部位は
(殆ど痛くなくても)アザになりやすいような気がします。
このアザになりやすい=老化とは関係あるのでしょうか?
そしてその理由も教えて下さい。

体を鍛えていても40~50代以降アザができやすい理由

A.50代での筋トレやスパーリングによる
体力や回復力の変化、そしてアザになりやすいと感じる現象は
老化と関連がある可能性があります。
以下にその理由を簡潔に説明します。

1.アザになりやすいことと老化の関係

アザ(内出血)は、
皮膚や血管の変化によって起こりやすく、
老化が影響する要因がいくつかあります。

皮膚の菲薄化

加齢により皮膚の真皮層が薄くなり
コラーゲンやエラスチンが減少します。
これにより、皮膚がもろくなり、
外部からの衝撃で毛細血管が破れやすくなります。

血管の脆弱性

加齢とともに毛細血管の壁が弱くなり、
衝撃による破損が起こりやすくなります。
また、血小板の機能や血液凝固の効率もわずかに低下することがあります。

脂肪層の減少

皮膚の下の脂肪組織が減少すると、
クッションの役割が減り、衝撃が直接血管に伝わりやすくなります。

これらの要因により、
若い頃と同じ強度のパンチやキックを受けても、
アザができやすくなるのです。
痛みが少なくても、見た目上のアザが目立つのはこのためです。

アザができやすくなる年齢

40代後半~50代

この時期から皮膚や血管の老化が目立ち始め、
アザが形成されやすくなります。
特に、加齢による皮膚の菲薄化や血管の脆弱性が影響します。

60代以降

さらに顕著になり、軽い衝撃でも
アザができやすくなる場合が多いです。
これはコラーゲンやエラスチンの減少、
脂肪層の薄化が進行するためです。

2.体力と回復力の退化

スパーリング後の疲れや回復の遅さも、
老化による生理的変化が影響しています。

筋肉の回復力低下

加齢により筋肉の修復に必要な成長ホルモン
テストステロンの分泌が減少し、筋繊維の修復が遅くなります。

エネルギー代謝の変化

ミトコンドリアの機能が低下し、
エネルギー産生効率が落ちるため、
長時間の運動や高強度の運動後に疲労が溜まりやすくなります。

関節や結合組織の変化

軟骨や靭帯の柔軟性が低下し、
衝撃吸収力が落ちるため、身体への負担が増加します。

3.対策とアドバイス

アザ対策

栄養

ビタミンC、K、亜鉛を積極的に摂取し、
血管や皮膚の健康をサポート。
例:柑橘類、緑黄色野菜、ナッツ類。

保護具の使用

スパーリング時にパッドや
サポーターを使い、衝撃を軽減。

スキンケア

保湿やコラーゲン生成を促すクリーム
(レチノールやビタミンC配合)で皮膚の強化を。

体力・回復力の維持

適切な休息

筋肉の回復を促すため、
十分な睡眠(7-8時間)と休息日を確保。

低負荷・高頻度のトレーニング

高強度よりも中程度の負荷で継続的に運動し、筋力と持久力を維持。

ストレッチとモビリティ

関節の柔軟性を保ち、怪我のリスクを軽減。

4.結論

アザになりやすいのは、
老化による皮膚血管脂肪層の変化が主な原因です。

また、体力や回復力の低下も加齢に伴う自然な現象ですが、
適切なトレーニング、栄養、休息で
これらの影響を最小限に抑えることが可能です。

スパーリングは経験値でカバーできている点が
素晴らしいので、無理のない範囲で続けることが重要です。

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