日本メールセキュリティ協会からメールが届いた理由
件名(subject)
テストメールの送信 / Test Email Sending
差出人名&メールアドレス
(Sender name & email address)
日本メールセキュリティ協会 testwlefdodx@service.ekjxi.cn
本文内容
(Main text content)

こんにちは、2025/5/25
これはテスト用のメールです。
内容に特別な意味はありません。
受信できたかどうかをご確認ください。
Hello,This is a test email.
There is no special meaning to the content.
Please confirm whether you have received it.
よろしくお願いいたします。
Best regards,
判定結果
(judgment result)
このメールは、「日本メールセキュリティ協会」を名乗っていますが、
以下のような理由からフィッシングやスパムメールの可能性が高いと考えられます。
その目的と背景を以下に解説します。
メールの特徴と目的
メールアドレス収集(生存確認)の可能性
このメールの主な目的は、
受信したメールアドレスが「生きている」
(実際に使用されている)かどうかを確認することだと考えられます。
メール本文が簡潔で
「テストメール」と記載されている点、
リンクや添付ファイルがなく、返信やアクションを暗に促す内容である点から、
送信者が受信者の反応(開封や返信)を確認しようとしている可能性があります。
エラーなく届いた場合、
そのメールアドレスが有効であると判断され、
ダークウェブなどで売買されるメールリストに追加されたり、
以降のフィッシングやスパムメールの標的になるリスクが高まります。
偽装された送信元
送信元ドメイン「service.ekjxi.cn」は
中国(.cnドメイン)に由来しており、
「日本メールセキュリティ協会」という名称とは一致しません。
日本に拠点を置く正規の組織であれば、
通常「.jp」などのドメインが使用されるはずです。
2025年5月時点で「日本メールセキュリティ協会」
という正式な団体は存在しないため、
この名称は信頼感を与えるための偽装である可能性が高いです。
また、「日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)」
という実在の団体が存在しますが、
これを装った詐欺メールが報告されており、類似の手口が疑われます。
リンクがない理由
リンクや添付ファイルがないのは、
初期段階の「テストメール」として
メールフィルターを回避し、受信者の警戒心を下げるためと考えられます。
リンクがない場合でも、
メールを開封したり返信したりすることで、
送信者にメールアドレスが有効であることが伝わり、
さらなる攻撃の足がかりとなる可能性があります。
危険性
個人情報の収集
メールアドレスが有効と確認されると、
フィッシングメールやマルウェア配布のターゲットになる可能性があります。
後続の詐欺メール
このテストメールに反応することで、
より巧妙なフィッシングメール
(例: 偽の金融機関や通販サイトからのメール)
が送られてくる可能性があります。
ダークウェブでの売買
有効なメールアドレスは、
ダークウェブで高値で取引されることがあり、
犯罪者に悪用されるリスクがあります。
対処方法
メールを開かない・返信しない
メールを開封しただけであれば、
通常は大きな問題にはなりませんが、
絶対に返信しないでください。
返信することでメールアドレスが有効であると
(騙されやすいタイプとして)
確実に送信者に知らせてしまいます。
可能であれば、メールを未開封のまま削除することを推奨します。
迷惑メールとして報告
メールクライアントの
「迷惑メール」ボタンを使って報告するか、
迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)
へ情報提供することを検討してください。
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