マグネシウム 栄養と含まれる食品 歯と筋肉に不可欠?



マグネシウム
栄養と含まれる食品
歯と筋肉に不可欠なミネラル

マグネシウムは、体内で300種類以上の
酵素の働きを助ける重要なミネラルです。

カルシウムと同様に不足しがちな栄養素で、
理想的な摂取バランスは、カルシウム2マグネシウム1とされています。

骨や歯の健康筋肉や神経の機能
代謝のサポートなど、多岐にわたる役割を果たします。

この記事では、マグネシウムの特徴、
不足による影響、必要とする人、豊富に含まれる食品、
推奨摂取量について最新の情報を基に詳しく解説します。

マグネシウムの特徴と作用

マグネシウムは、体内で
以下のような重要な働きを担っています。

骨と歯の健康:
骨の形成や強化に必要で、
カルシウムやビタミンDと協力して骨密度を維持します。
歯のエナメル質の強化にも寄与。

エネルギー代謝:
糖質や脂質、アミノ酸の代謝を助け、
血糖をエネルギーに変換する過程をサポート。

筋肉の機能:
筋肉の収縮と弛緩を調整。
特に心筋の正常な動きを支え、筋肉のけいれんを予防。

神経系の安定:
神経の興奮を抑え、
ストレスや不安の軽減に役立つ。
セロトニンやGABAなど、気分や睡眠に
関わる神経伝達物質のバランスを調整。

心血管の健康:
血圧の調節や血管の柔軟性を保ち、
動脈硬化や不整脈のリスクを低減。

酵素の活性化:
300以上の酵素反応を補助し、
DNAやRNAの合成、細胞の修復にも関与。

マグネシウムは、体内で約25g存在し、
その約60%が骨に、残りは筋肉、軟組織、血液に分布しています
不足するとこれらの機能が損なわれる可能性があります。

マグネシウム不足の症状

マグネシウムが不足すると、
以下のような症状が現れることがあります。

神経・精神面:
イライラ、不安、うつ症状、
集中力低下、睡眠障害(不眠や中途覚醒)。

筋肉・運動系:
こむら返り(特に夜間)、筋肉の痙攣や震え、筋力低下。

循環器系:
高血圧、不整脈、心臓の異常な拍動。

その他:
食欲不振、吐き気、疲労感、
骨の発育不全、腎臓結石のリスク増加。

慢性的な不足は、骨粗鬆症、心血管疾患、
2型糖尿病のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。

マグネシウムが必要な人

以下のような人は、
マグネシウムの必要量が増える傾向があります。

ストレスが多い人:
ストレスはマグネシウムの尿中排泄を増やし、不足を招きやすい。

運動量が多い人:
汗によるマグネシウムの喪失や、筋肉の酷使による需要増加。

アルコールをよく飲む人:
アルコールはマグネシウムの吸収を妨げ、排泄を促進。

加工食品や肉類を多く摂る人:
これらの食品はマグネシウム含有量が少なく、栄養バランスが偏りがち。

特定の疾患がある人:
腎臓結石、糖尿病、消化器疾患
(クローン病やセリアック病など)がある場合、吸収が低下する可能性。

妊娠中や授乳中の女性:
胎児や乳児の発育にマグネシウムが必要。

高齢者:
加齢による吸収効率の低下や、薬(利尿剤や一部の抗生物質)の影響。

マグネシウムを豊富に含む食品

マグネシウムは多くの食品に含まれ、
特に以下の食品が豊富です。
(100gあたりのマグネシウム含有量の目安を記載)

海藻類:青海苔:約1,200mg
昆布(乾燥):約760mg
ひじき(乾燥):約640mg

ナッツ・種子:アーモンド:約310mg
カシューナッツ:約260mg
ピーナッツ:約180mg

豆類:大豆(乾燥):約220mg
納豆:約100mg
豆腐(木綿):約90mg
枝豆(ゆで):約60mg

野菜:ほうれん草(ゆで):約80mg
ブロッコリー(ゆで):約20mg

穀物:玄米(炊いたもの):約50mg
そば(ゆで):約30mg

果物:バナナ:約32mg
アボカド:約29mg

その他:にがり(食品添加用):高濃度(使用量に応じて調整)
インスタントコーヒー(粉末):約400mg(少量使用のため実質摂取量は少ない)

加工食品や精製された穀物(白米や白パン)
はマグネシウムが少ないため、
未精製の食品や自然食品を選ぶのがおすすめです。

推奨摂取量
日本人の食事

摂取基準に基づくマグネシウムの
1日あたりの推奨摂取量は以下の通りです。

成人男性:18~64歳:310~420mg(年齢や活動量による)
65歳以上:350mg

成人女性:全て: 290~320mg
妊娠中:+40mg
授乳中:+80mg

子ども:1~2歳:80mg
3~5歳:110mg
6~7歳:160mg
8~11歳:200~250mg

上限摂取量

健康な成人の場合、
過剰摂取によるリスクは低いですが、
サプリメントでは650mg/日(経口医薬品やサプリメント由来)
を上限とする目安があります。

食品からの摂取では過剰症の心配はほぼありませんが、
サプリメントや医薬品(例:下剤としての酸化マグネシウム)
は過剰摂取による下痢や腎機能への影響に注意が必要です。

マグネシウムを効果的に摂るポイント

バランスの良い食事:
カルシウムやビタミンD、ビタミンB6と一緒に摂ると吸収が向上。

加工食品の控えめな摂取:
マグネシウムは精製過程で失われやすいため、全粒穀物や野菜を積極的に。

調理法の工夫:
茹でるとマグネシウムが水に溶け出すため、スープごと摂れる料理が理想。

サプリメントの注意:
医師や栄養士と相談し、過剰摂取を避ける。

水分補給:
十分な水分で腎臓への負担を軽減し、
マグネシウムの代謝を助ける。

まとめ

マグネシウムは骨や歯、筋肉、神経、
心臓の健康を支える必須ミネラルです。

現代の食生活では不足しがちなので、
ストレスが多い人や運動をする人、
加工食品を多く摂る人は特に意識して摂取することが重要です。

海藻、ナッツ、豆類、野菜などをバランスよく取り入れ、
推奨量を目安に健康維持に役立てましょう。

サプリメントを利用する場合は、
過剰摂取に注意し、専門家に相談してください。
マグネシウムを意識した食生活で、
イライラや筋肉のつりを減らし、活力ある毎日を目指しましょう!