Q.YouTubeショート動画にて
「世界が驚いたAirpodsの弊害」といものがありました。
その内容は、音楽を聴き続けると→
蝸牛という部分に生えている毛が無くなり
聞こえなくなる的なショッキングな内容でした。

そこで質問です。
1.蝸牛とはどんな器官ですか?
2.蝸牛の毛が無くなるのは本当ですか?
3.Airpodsのみならず、すべてのイヤホンに共通することではないのですか?
4.これらが本当ならば何か対策は出来ないのですか?
耳に入れないスピーカーの方が良いのですか?
5.私はイヤホンでラジオを聴きながら寝るのですが危険ですか?
Q.Bluetoothなどのイヤホンについて質問です。
電磁波に暴露されている距離と時間が問題で
脳の近くなので良くないとのことですが、
これらは…
1.そもそも電磁波とはなんですか?
携帯からも出ていますよね?
2.イヤホン自体がいけないのですか?
Bluetooth自体もよくないのですか?
3.スマホを近くに置く+イヤホン+Bluetoothは最悪のコンボですか?
4.スマホとイヤホンとBluetoothの電磁波暴露の大きさは何対何対何ですか?
Airpods 耳への影響は?
1.蝸牛とはどんな器官ですか?
蝸牛(かぎゅう)は、内耳(内側の耳の部分)
に位置する螺旋状の小さな器官で、主に聴覚の機能に関わっています。
音の振動が耳に入ると、蝸牛内の液体が動き、
それにより蝸牛の壁に並ぶ約1万5千個の微細な毛細胞が振動を検知します。
この毛細胞が振動を電気信号に変換し、
聴神経を通じて脳に伝えることで「音を聞く」仕組みができあがります。
蝸牛は人間の場合、約2.75回転するらせん状の構造をしており、
20Hzから20,000Hzまでの音を感知する能力を持っています。

2.蝸牛の毛が無くなるのは本当ですか?
本当です。
蝸牛内の毛細胞は、
過度な騒音や大音量の音に長時間さらされると
損傷を受け、曲がったり死滅したりします。
これらの毛細胞は一度損傷すると自然に再生しないため、
永久的な聴力低下(難聴)を引き起こす可能性があります。
これは「騒音性難聴」と呼ばれるもので、
ヘッドホンやイヤホンからの高音量音楽が原因になるケースが報告されています。
ただし、動画で言及されたような
「音楽を聴き続けると即座に毛が無くなる」というのは誇張で、
実際は音量の大きさと暴露時間の蓄積によるものです。
(現在はこの動画は削除されています)
低音量であれば問題ありません。
3.AirPodsのみならず、
すべてのイヤホンに共通することではないのですか?
はい、AirPodsに限らず、
すべてのイヤホンやヘッドホンに共通する問題です。
これではAirPodsだけ悪いように取られてしまう可能性があります。

損傷の原因はBluetoothの電磁波ではなく、
音の大きさと持続時間による音圧です。
AirPods特有の「弊害」として動画で強調されることがありますが、
科学的証拠は一般的な騒音暴露のリスクを示すものがほとんどです。
AirPodsも高音量で使用すれば毛細胞を損傷しますが、
他のイヤホン(有線・無線問わず)と同じメカニズムです。
4.これらが本当ならば
何か対策は出来ないのですか?
耳に入れないスピーカーの方が良いのですか?
対策は十分に可能です。
主なポイントは以下の通りです
音量制限ルール
最大音量の60%以内で、
連続使用を60分以内に抑える。
iPhoneなどのデバイスで音量制限を設定可能。
休憩を取る
1時間ごとに5-10分の休憩を挟む。
耳を回復させる。
ノイズキャンセリング機能を使う
周囲の騒音を減らすため、
自然と音量を上げずに済む。
定期的な耳のチェック
聴力検査を受け、早期発見を。
耳に入れないスピーカーは、
耳道に直接音を当てないため音圧が分散し、
損傷リスクが低いです。
特に寝室用スピーカーはおすすめですが、
部屋の騒音レベルにも注意が必要です。
完全にリスクゼロではありませんがイヤホンより安全です。
5.私はイヤホンでラジオ
を聴きながら寝るのですが危険ですか?
はい、危険性があります。
寝ながらの使用は、無意識に音量を上げやすく、
長時間暴露になるため毛細胞の損傷リスクが高まります。
また、耳垢の詰まり、耳の感染症、
皮膚の炎症、外耳道の圧迫による不快感も起こりやすいです。

ラジオは音楽より音量が控えめな場合が多いですが、
夜通しの使用は避けた方が良いです。
対策として、タイマーで自動オフにしたり、
低音量で片耳だけにしたり、
睡眠用ヘッドバンド型スピーカーに切り替えることをおすすめします。
耳の衛生を保ち、定期的に休憩をお願いします。
電磁波と脳への影響
1.電磁波とはなんですか?
携帯からも出ていますよね?
電磁波は、電場と磁場が交互に振動しながら空間を伝わる波のことで、
光やラジオ波、マイクロ波などもこれに含まれます。
日常生活で問題になるのは「非電離放射線」
と呼ばれる低エネルギーのもの(例: ラジオ周波数電磁波、RF-EMF)で、
原子をイオン化(破壊)するほどのエネルギーはなく、
主な生物学的影響は組織の軽い加熱です。
携帯電話やBluetoothデバイスからはRF-EMFが発生し、
信号の送受信に使われます。
無線通信などに用いられる3kHzから300GHzの範囲の電磁波
Bluetoothイヤホンは携帯のBluetooth信号を中継するだけなので、
出力は携帯の数十分の一と低く、暴露レベルは非常に弱いです。
WHOやFDAによると、低レベルのRF-EMF暴露で
健康被害(がんや脳機能障害)の科学的証拠はなく、
加熱以外の非熱効果も確認されていません。
2.イヤホンがいけないのですか?
Bluetoothもよくないのですか?
イヤホン自体は、電磁波ではなく音圧(大音量)
による耳の損傷(前の質問の毛細胞問題)が主な懸念です。
Bluetoothの電磁波は低出力で、
脳に近い位置でも暴露量が国際基準を大幅に下回るため、問題ないとされています。
いくつかの研究や主張で
「脳の血液脳関門を弱める」
「がんリスク増」などが挙げられますが、
これらは動物実験や限定的データに基づくもので、
人間での再現性が高くなく、「証拠不足でリスク低い」です。
3.スマホを近くに置く+イヤホン+Bluetoothは最悪のコンボですか?
最悪のコンボとは言えませんが、
電磁波暴露は増えます。
ポケットや近くに置くと頭部暴露が増加。
Bluetoothイヤホン使用時は
スマホの電磁波がイヤホン経由で一部伝わる可能性がありますが、
全体として低レベルです。
30年以上の研究で脳がんなどの増加は観察されず、
暴露増加でも安全マージンが大きい。
対策として、
・スマホを離す
・使用時間を短くする
・電磁波低減ケースを使うなどが有効
懸念が強い場合、外部スピーカーに
移行を検討しても良いですがパニックになるほどではないです。
4.暴露の割合
典型値に基づく大まかな比率は
スマホ100 : 有線イヤホン0 : 無線イヤホンBluetooth8 です。


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