筋トレ前後の食事方法 運動後30分以内のプロテイン摂取は時代遅れ?

Q.昭和時代には筋トレ直後は
プロテインを飲め!と言われていました。
しかしながら、令和の筋トレ界では
運動後30分以内のプロテイン摂取
時代遅れといわれているようです。
これは本当ですか?
Q.とある動画を見たら、
筋トレで効果を出すには
運動後にインスリンを分泌した状態
が良いと言っていました。
この状態をどうやって作るのですか?
そもそもインスリンって何ですか?
どのような働きで筋肉になりますか?
Q.筋肥大にはたんぱく質が
(筋肉の元になる栄養素のイメージ)
とても重要で、炭水化物が邪魔だと思っていました。
しかし、みなさん筋肥大には
炭水化物が必須”と言います。
なぜですか?

筋トレ前にグリコーゲンをしっかり蓄えるためには、タイミングと食事の内容が大事です

たしかに、筋肉は主にタンパク質から作られていますが、
炭水化物も非常に重要な役割を果たしています。
以下にその理由を簡単に説明します。



炭水化物の役割

◉エネルギー供給

筋トレや運動を行う際、
体は大量のエネルギーを必要とします。

このエネルギー源として、
炭水化物が最も速く使える燃料となります。
特に高強度の運動中には、炭水化物が主要なエネルギー源となります。

◉グリコーゲンの補充

筋肉や肝臓に蓄えられている
グリコーゲンは、炭水化物から作られます。

運動中に消費されたグリコーゲンを
補充するためには、炭水化物の摂取が必要です。
グリコーゲンが十分に補充されることで、
トレーニングで高いパフォーマンスを発揮できます。

◉タンパク質の節約

炭水化物が不足すると、
体はエネルギーを得るためにタンパク質を分解してしまいます。

しかし、十分な炭水化物を摂取することで、
体はタンパク質をエネルギー源として使わず、
筋肉の修復と成長に専念させることができます。

インスリンと筋肥大の関係

インスリンは、人の体の中で
とても大切な働きをしているホルモンの一つです。

インスリンの役割

食べ物を食べると、その中に含まれている
炭水化物(ご飯、パン、果物など)が体の中で分解されて、
ブドウ糖(グルコース)というエネルギーの元になる物質になります。

インスリンは、このブドウ糖を
体の細胞に送り届ける役割を持っています。

ブドウ糖が細胞に届くと、
体はそのエネルギーを使って動いたり、
考えたりすることができる。

【インスリンの仕組み】
1. *食べる*
食べ物を食べると、炭水化物が
体の中で分解されてブドウ糖ができる。

2. *インスリンの分泌*
ブドウ糖の量が増えると、
すい臓という臓器からインスリンが分泌される。

3. *細胞への運搬*
インスリンがブドウ糖を細胞に運び入れてくれる。

4. *エネルギー使用*
細胞がブドウ糖を使ってエネルギーを作り出す。

もし体がインスリンをうまく作れなかったり、
使えなかったりすると、ブドウ糖が細胞に届かず、
血液中にたまってしまいます。
これが糖尿病という病気の一つの原因です。

インスリンが不足したり、
うまく働かないと、ブドウ糖が細胞に届かず、
エネルギーが十分に供給されません。

筋肉を成長させるためには、
エネルギー栄養が必要ですから、インスリンの働きが重要です。

筋肥大を目指す場合は、
適切な食事と運動が大事です。
バランスの取れた食事を心がけ、
炭水化物、タンパク質、脂質を
バランスよく摂取することが大切になります。

例えば、炭水化物中心の食事(ご飯、パスタ、オートミール、果物など)はグリコーゲンの貯蔵に直結するのでおすすめです。この場合、2〜3時間前にゆっくり消化されるものを選ぶと、トレーニング中に安定したエネルギーが供給されます。

運動前の炭水化物とインスリン

運動前に適切なタイミングで炭水化物を摂取することで、
血糖値が上昇し、インスリンの分泌を促すことができます。

インスリンが分泌されると
筋肉細胞にブドウ糖が運ばれやすくなり、
エネルギー供給がスムーズに行われるため、
筋肉の修復と成長に役立ちます。

炭水化物の摂取タイミング

1.サツマイモなどの複合炭水化物

運動の約1時間前に摂取するのが良いでしょう。
消化吸収がゆっくりで、持続的なエネルギー供給が期待できます。

2.バナナやエネルギージェルなどの単純炭水化物

運動の30分前でも十分です。
消化吸収が速く、即効性のエネルギーを供給します。

3.食事(炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを取ったもの)

運動の約2時間前が推奨されます。
この時間で、食べ物が十分に消化され、
エネルギーとして利用されやすくなります。

運動前)
運動前の炭水化物摂取により、
インスリンの分泌が促進され、
筋肉の修復プロセスがサポートされます。

運動後)
また、運動後も適切な栄養を摂ることが重要です。
例えば、タンパク質と炭水化物を
バランス良く摂ることで、筋肉の回復をさらに促進できます。

ただし、何を食べるかによっても少し変わってきます。例えば、炭水化物中心の食事(ご飯、パスタ、オートミール、果物など)はグリコーゲンの貯蔵に直結するのでおすすめ

昭和時代の筋トレ後
30分以内のプロテイン摂取

最近の研究やフィットネスの専門家によると、
筋トレ後30分以内にプロテインを摂取する
「アナボリックウィンドウ(同化の窓)」
の考え方は、少し古くなってきています

現在の主流の考えでは、
1日全体の栄養摂取が重要である
という意見が広まっています。

理由

1. **持続的な修復**

筋肉はトレーニング後も
長時間にわたって修復・成長しています。
そのため、1日の中で十分なタンパク質を摂取することが大切です。

2. **個人差**

筋肉の修復速度や栄養の吸収率は
個人差がありますので、一概に
「30分以内」が絶対というわけではありません。

3. **全体的な栄養バランス**

バランスの取れた食事を1日を通じて
摂ることで、体が必要とする栄養素をしっかり供給できます。

結論

筋トレ後にすぐにプロテインを摂取するのも良いですが、
1日全体で適切な量のタンパク質を摂取することが重要です。

あなたの体がどのように反応するかを見ながら、
最適な方法を見つけるのが良いでしょう。

補足

この情報は現在の科学的知見に基づいていますが、
今後の研究で新たな発見がされる可能性もあります。
常に最新の情報をチェックすることが大切です。

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