筋トレの神経は2種類ある!重量アップの神経と筋肥大(MMC)の違いを解説
Q.「筋トレは神経が大事」と聞きます。
でも、
- 高重量を扱う神経
- 筋肉を感じる神経
両方とも「神経」と言われます。
これは同じものなのでしょうか?
結論
同じ神経系ですが、鍛えている能力は全く違います。
例えるなら
- パワーリフティングは「エンジンの馬力」
- ボディビルは「ハンドル操作」
くらい違います。
どちらも車ですが、
伸ばしている性能は別なのです。
① パワーリフティングで鍛える神経
こちらは
運動神経(Motor Unit Recruitment)
を高めています。
つまり
「より多くの筋線維を一気に動員する能力」
です。
例えば
100kgのベンチプレス。
筋肉量はそれほど変わらなくても
神経が発達すると
90kgしか上がらなかった人が
100kg、110kgと伸びることがあります。
これは
筋肉が急激に大きくなったのではなく
脳から筋肉への命令が上手くなった
ためです。
神経適応とは?
筋トレ初心者が最初の数か月で重量がどんどん伸びるのは、
筋肥大よりも
この神経適応の割合が非常に大きいと言われています。
つまり
筋肉より先に
「使い方」が上手になるのです。
② ボディビルで鍛える神経(MMC)
一方こちらは
Mind Muscle Connection(MMC)
つまり
筋肉との対話です。
目的は
重量ではありません。
「狙った筋肉だけを使う能力」
です。
例えばサイドレイズ。
初心者は
- 首
- 僧帽筋
- 腕
ばかり使ってしまいます。
しかし経験を積むと
肩だけが燃えるように張るようになります。
これがMMCです。
MMCは重量とは関係ない
ここが重要です。
パワーリフティングなら
全身を使ってでも重量を上げます。
しかし筋肥大では逆。
できるだけ
他の筋肉を使わず
狙った筋肉だけに仕事をさせます。
つまり
目的が真逆なのです。
同じ100kgでも中身は違う
例えばラットプルダウン。
初心者は
腕で引いてしまいます。
上級者は
広背筋だけで引いている感覚になります。
重量は同じでも
刺激は全然違います。
だから筋肥大では
重量だけ見ても意味がありません。
私が最近感じた変化
私は筋トレを2年以上続けていますが、
最近になって
このMMCが急激に発達してきました。
以前は
「持ち上げる」
だけでした。
しかし今は
どの種目でも
筋肉を収縮させ、
伸ばし、
最後まで力を抜かないことを意識しています。
すると
重量はほとんど変わらないのに
翌日の張りが全く違います。
最近は
二頭筋も肩も三頭筋も、
以前より明らかに効くようになりました。
重量ではなく
神経伝達が変わってきた実感があります。
初心者はどちらを優先すべき?
答えは
まず重量を伸ばすこと。
基本フォームを覚え、
神経適応を起こし、
筋力を付ける。
その後、
筋肉を感じる技術(MMC)を磨いていくと、
筋肥大効率は大きく変わります。
初心者のうちから
軽すぎる重量で感覚だけを追うより、
まずは正しいフォームで筋力を付けることが土台になります。
まとめ
「神経を鍛える」と一言で言っても、
実は意味は2種類あります。
重量を上げる神経
- 多くの筋線維を動員する能力
- 高重量向き
- パワーリフティング向き
筋肥大の神経(MMC)
- 狙った筋肉だけを使う能力
- パンプや張りを高める
- ボディビル向き
どちらも大切ですが、
目的によって鍛える神経は違います。
筋トレが長く続くほど、
「重さ」だけではなく、
筋肉を操る技術そのものが成長していくのです。


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