ビタミンB1とは？
ビタミンB1（チアミン）は、
水溶性ビタミンB群の一員で、エネルギー代謝を支え、
神経機能の健康維持に重要な役割を果たします。
1901年に鈴木梅太郎が米ぬかから発見し、
それ以来研究が進められています。
ビタミンB1の特徴と作用
1. エネルギー代謝を助ける
炭水化物の代謝をサポートし、
グルコースをエネルギーに変換する際に必要です。
これにより、疲労回復やエネルギーレベルの維持に役立ちます。
2. 神経機能の正常化
神経系の健康を保ち、
神経伝達物質の生成と働きを支えるため、
精神安定や集中力向上にも貢献します。
3. ダイエットサプリメント
糖代謝を助けることから、
ダイエットサプリメントに広く含有されています。
他のビタミンB群と共に摂取すると、効果がさらに高まります。
4. 健康維持と食欲安定
疲労回復、精神安定、
乗り物酔い防止、食欲の安定などの効果もあります。
ビタミンB1が不足しやすいタイプ
タバコを多く吸う人
お酒を多く飲む人
砂糖や麺類、ご飯が大好きな人
睡眠不足の人
運動を多くこなす人
肉体労働の人
ストレスの多い環境にいる人
ビタミンB1不足の症状
脚気（かっけ）
無気力
疲れやすい
筋肉痛
神経痛
関節痛
むくみ
心臓肥大
ビタミンB1を豊富に含む食品
玄米
そば
胚芽米
大豆
たらこ
にんにく
ピーナッツ
うなぎ
豚肉
鮭
秋刀魚
ブリ
ごま
夏バテとビタミンB1
夏バテにはビタミンB1欠乏が懸念されます。
アイスクリームやそうめんだけの食生活を続けると、
ビタミンB1が不足し、エネルギー代謝能力の低下によって夏バテにつながることがあります。
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