近年は、SBIなどの証券会社、
銀行、日本郵便、有名企業を名乗るメールが増加している。
しかし、不思議な点がある。
平日は何通も届くのに対し、
土曜日&日曜日の迷惑メールは殆ど届かないのである。
(これは15年以上継続している傾向である)
外国人に仕業にしては曜日を把握しすぎているし
海外サーバーを利用した”日本人犯人説”まで浮上してくる。

一括送信ソフトを使って送信してるだろうから
手動セットするので平日だけなのかな?
平日の半分ぐらいになるんだけど、
あいつらも週休2日なの?
しょうもない仕事してますよね。
迷惑メールが、土日になると
激減する理由について、以下のように考えられます。
1.運用体制の問題
迷惑メールの送信者が自動化ツールを使用している場合でも、
システムの設定や監視には人間の介入が必要です。

土日に在宅ワークで感じることは
迷惑というか詐欺的なメールの受信が
極端に少ない

迷惑メール屋さんも土日休みなのかな?
(着信数がとても少ない)
完全週休二日制なのかな
多くの組織(犯罪グループを含む)は、
平日中心の業務スケジュールを採用しており、
土日は稼働を抑えるか、必要最低限の運用に切り替える可能性があります。
これはコスト削減やリソース管理の観点から合理的です。

2.受信者の行動パターンを考慮
迷惑メールの目的は、
受信者にリンクをクリックさせたり、
個人情報を入力させたりすることです。
平日は仕事や日常生活でメールチェックの
頻度が高く、反応率も高い傾向があります。
一方、土日はメールをチェックする人が減るため、
送信者側が意図的に送信量を減らしている可能性があります。
ROI(投資対効果)を最大化するため、
ターゲットの活動時間に合わせて送信スケジュールを組んでいるのです。
3.サーバーやボットの運用スケジュール
海外サーバーを利用していても、
送信者が日本をターゲットにしている場合、
日本の曜日や生活習慣を考慮してスケジュールを設定している可能性があります。
特に日本の企業や機関を装う場合、
平日中心に送信することで「自然な企業メール」
に見せかける意図があるかもしれません。
4.週休2日説について
「週休2日」というのは半分冗談かもしれませんが、
犯罪グループも効率的な運営を考える以上、
人的リソースを平日集中型にしている可能性はあります。
また、送信者が日本の文化や労働習慣を理解している場合、
土日に活動を控えることで不自然さを避け、
検知されにくいようにしている可能性もあります。
5.日本人犯人説の補足
海外サーバーを使いつつ、
日本の曜日感覚を把握している場合、
日本人または日本に詳しい人物が関与している可能性は否定できません。
日本の企業やサービスを装うメールの文面が
自然である場合も多く、内部で日本の生活習慣を熟知した人物
が関わっている可能性は高いです。
結論
迷惑メールが土日に減るのは、
送信者側の運用効率化(コストやリソース管理)と、
受信者の行動パターン(平日の反応率が高い)を考慮した戦略によるものと考えられます。
自動送信ソフトを使いつつも、
平日中心にスケジュールを組むことで効果を最大化しているのでしょう。
「週休2日」かどうかはともかく、
迷惑メール送信者も効率を重視した
「ビジネスライク」な運用をしていると言えます。
しょうもない仕事ではありますが、
彼らなりに「最適化」を図っているのかもしれません。


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