【訪問営業】大同生命を名乗る男性が来た【勧誘】

大同生命について

大同生命保険株式会社（以下、大同生命）は、
1902年に創業した歴史ある生命保険会社で、
T&Dホールディングスグループに属しています。

本社は大阪と東京の2拠点を持ち、
主に中小企業やその経営者向けの保険商品を専門としています。

新規契約の約98%が法人向け（中小企業関連）で、
個人向けも扱っていますが、全体の割合は少ないのが特徴です。

財務基盤は安定しており、
格付け機関（例: R&IやS&P）から高い評価を受け、
保険金の支払い能力に問題はありません。
詐欺的な会社ではなく、正式な保険会社として金融庁に登録されています。

訪問営業のやり口について

あなたが経験したような
「大同生命を名乗る男が家に来て、
『この地区の担当になりました』と言い、
名簿の確認を口実に訪問する」というケースは、
大同生命の営業手法に該当する可能性が高いです。

大同生命の主な営業は、法人向けが中心ですが、
個人宅への訪問営業も行われています。
以下に詳しく説明します。

営業の主な方法

提携ネットワークを通じたアプローチ

大同生命は、全国の法人会、納税協会、
税理士事務所、中小企業関連団体と提携しています。

これらの団体から提供される「名簿」
（会員リストや顧問先情報）を使って、
対象者（主に中小企業経営者や個人事業主）に接触します。

「名簿の確認」という言葉は、
このリストに基づく訪問の典型的な口実です。
公式に、提携団体を通じて保険商品を推進しており、
訪問は「制度商品」（団体向けの福利厚生保険）の説明が目的です。

担当変更の挨拶

「この地域の担当になりました」というフレーズは、
営業担当者の交代や新規アプローチの定番です。

光コラボ（光回線販売の訪問営業）のような
「挨拶から関係構築→定期訪問→商品提案」の流れは、
保険業界の訪問営業でよく見られる手法で、大同生命でも同様です。

口コミでは、
「月に一度の訪問を許可したら情が湧いて契約しそうになった」
という体験談があります。

個人宅訪問の背景

主に法人向けですが、
個人事業主や家族経営の家を訪れるケースがあり、
そこで個人保険の提案に移行することがあります。
インターネット申し込みはなく、
基本的に担当者（営業職員や代理店）による対面説明が必須です。

これは詐欺か？

詐欺ではない可能性が高い

大同生命自体は正規の会社で、
訪問営業は合法的な保険勧誘です。

公式サイトの「勧誘方針」では、
契約者の利益を最優先し、強引な勧誘を禁じています。

ただし、個別の営業担当者が
「名刺や身分証明を提示しない」
「強引に家に入る」
「断りにくい雰囲気を作る」などの場合、
会社のガイドライン違反の可能性があります。

検索結果では、大同生命を名乗る詐欺の
具体例は見つかりませんでした
（例: 債券詐欺の注意喚告はありますが、訪問営業関連の詐欺被害報告なし）。

ただし、注意が必要

保険業界全体で、訪問営業の苦情
（強引さやノルマ達成のための執拗なフォロー）が多く、
大同生命の口コミでも「飛び込み営業が疲れる」
「断りにくい流れになる」という声があります。

あなたの場合、「お客さんが来てる→また来ます」
のパターンは、営業の典型的な心理戦術（信頼構築）です。

すでに保険に入っている場合、
無理に新規加入を迫るのは不適切ですが、
解約提案（他社乗り換え）や見直しを勧めることはあります。

大同生命は大丈夫か？（評判と安全性）

全体的な評判

口コミサイトでは、
総合評価3.1〜3.4点（5点満点）と平均的。

良い点として「担当者の丁寧さ」
「保険金の支払いがスムーズ」
「シンプルな商品設計」が挙げられます。

悪い点は「営業のノルマが厳しい」
「訪問がしつこい」という内部・顧客側の声。

財務は健全で、2023年時点の
ソルベンシー・マージン比率（支払余力）は高く、倒産リスクは低いです。

安全性

情報漏えい事件が複数発生していますが、
（2024年に出向者によるものやシステムミス）
住所・生年月日などの個人情報が
外部流出・悪用された事例は確認されていません。
会社として再発防止を進めています。

※詐欺被害の報告はなく、利用者の満足度は高い傾向です。

対処法とアドバイス

今後の訪問を止める

父さんが断りにくい場合、
事前に「興味なし」「訪問拒否」と明言し、ドアを開けない。
名刺をもらい、会社に確認
（大同生命コールセンター: 0120-789-501、9:00〜18:00）。
訪問を拒否する旨を伝えると、記録され次回以降止まります。

強引なら、消費者生活センター（188）
や金融庁の相談窓口（0570-016811）に相談を。

大同生命は信頼できる会社ですが、
営業の訪問スタイルが古風で不快に感じる人がいるのは事実です。
ご家族のストレスを最小限に、
早めに境界線を引くことをおすすめします。