SNS広告の初回お試し価格が招く定期購入の落とし穴:事例から見る回避策

Q.何年も前から「初回価格」
お試し価格がありますよね?
いわゆる定期購入詐欺というやつです。
特に2025年の場合は”定期購入ではありません”と書いてありながら、
他の所に小さく”定期購入”とかいてあるので多くの方が騙されています。
特にYouTubeやInstagram、Xnadono広告からが多いようです。
Q.定期購入にされていました。
初回無料で、次は頼んでいないのに
いつのまにか2年縛りです。
調べると被害者がいっぱいいます。
みんなインスタやYouTubeの広告で騙されているようです。
助けてください!!

定期購入詐欺(サブスクリプション詐欺)とは、
初回お試し価格や低価格を謳いながら、
実際には定期購入契約に誘導し、
高額な商品を継続的に送り付ける詐欺的手法です

特に2025年においても、
YouTubeInstagramXなどの
SNS広告を通じてこの手口が横行しています。

以下に、定期購入詐欺の仕組み、特徴、
被害事例から見える問題点、対処法、予防策を詳しく解説します。



定期購入詐欺の仕組みと特徴

定期購入詐欺は、消費者が意図せず
定期購入契約を結んでしまうように仕向ける手法です。
以下のような特徴があります。

紛らわしい表記

広告やウェブサイトで「初回お試し価格」
「1回限り」「定期購入ではない」と大きく表示し、消費者を引きつける。

実際には、購入ボタンの近くや
ページ下部のさな文字で「定期購入契約が条件」と記載されている。

例:「初回2,790円!」と目立つ一方、
規約に「2回目以降は12,000円で継続」と小さく書かれている。

メディプラスお試し価格で定期購入
2回ほど解約手続きしたはずなのに
「今日発送しました」って
会員ページ見たらまだ会員になってた
もう一回解約に進んだら
キャンセル→「ありがとうございました」
のページの最後に
「定期コースを解約する」の文字
これってあり…?

自動契約の罠

・初回購入後に自動で定期購入に登録され、
解約手続きが煩雑または分かりにくい。

・解約窓口が自動音声やチャットのみで、つながりにくい場合も。

高額な継続価格

・初回は安価(例:2,000円~3,000円)だが、
2回目以降は定価(例:10,000円~20,000円)で送られてくる

・消費者が気づかず放置すると、毎月高額な請求が続く。

SNSや動画広告の活用

・YouTubeやInstagram、Xなどで
魅力的な広告(例:美容液、健康サプリなど)を展開。

・インフルエンサーや著名人風の人物を起用し、信頼感を演出。

ミズノ安い!って思って
注文したら知らないメーカーの物が届いたw
名前パクってるよ!中国人!

解約の困難さ

・解約手続きが複雑で、電話がつながらない、
会員ページでの操作が分かりにくい、解約完了の確認が曖昧。

・一部業者は、解約したつもりが継続契約が残るよう設計。
(有名企業でも定期便が解約しにくい仕組みあり)

初回お試し価格の罠!2025年も続く定期購入詐欺の実態と対処法

被害事から見える問題点

*不明瞭な契約条件例*

・2,790円のお試しが2万円の請求になり、解約に苦労。

・2,000円の美容液が定期購入で12,000円に跳ね上がり、
錯誤を主張したが解決に時間がかかった。

・「初回のみお試し価格」という文言が
1回限りの購入か定期購入の初回かを曖昧にさせ誤解を誘発。

やってしまった。。。
先月ネットでポチった美容液が
お試し価格2千円。
1回だけのつもりが
なぜか定期購入になってた。。
昨日2回目発送したとのメールが
(2回目以後は1万2千円)
ぁ~~やられた

*解約手続きの困難さ例*

・電話をかけ続けやっと解約できたが、疲弊。

・複数回解約手続きしたのに会員登録が残り、
解約完了ページにさらに「定期コース解約」のリンクがあるなど、意図的に複雑。

*高齢者の被害例*

・被害者3の母や被害者5の父のように、
高齢者がネット通販の仕組みを理解せず契約し、
初回安価に釣られて高額な定期購入に巻き込まれる。

*消費者センターの限界*

・消費者センターに相談したが
「直接交渉するしかない」と言われ、個人での対応を強いられるケースが多い

*受取拒否や返品の難しさ*

商品が届いても、受取拒否や返品が
認められない場合があり、差額支払いで妥協せざるを得ないケース。

法的視点:民法の「錯誤」とは

「錯誤」とは、民法95条に基づく概念で、
契約の意思表示に重大な誤解があった場合、
契約を無効にできる可能性があります。

*適用可能性*

定期購入の条件が不明瞭で、
消費者が「1回限り」と誤解して契約した場合、
錯誤による契約無効を主張できる可能性がある。

ただし、事業者が「規約に記載済み」と主張し、錯誤を認めない場合も多い。
(小さくとも、どこかに書かれていれば不利に)

*実務上の課題*

・錯誤を立証するには、広告やウェブサイトの表記が
「著しく誤解を招く」ことを証明する必要がある。

・裁判や消費者センターでの解決には時間と労力がかかり、個人では対応が難しい。

・代引きの場合は出来るだけ払わないことが重要。
一度支払うと取り返すことは困難に。

対処法:被害に遭った場合

定期購入詐欺に巻き込まれた場合、
以下の手順で対処しましょう。

初回お試し価格の罠!2025年も続く定期購入詐欺の実態と対処法

1.契約内容の確認

・購入時のメール、規約、ウェブサイトのスクリーンショットを保存。

・会員ページや注文履歴を確認し、定期購入の状況を把握。

2.解約手続き

・事業者の連絡先に電話、メール、チャットで解約を申し出る。

・解約完了の確認メールや書面を必ず取得。

・電話がつながらない場合、消費者庁のガイドラインでは
「書面(内容証明郵便)で解約意思を伝える」ことが有効。

3.受取拒否・返品

・商品が届いた場合、受取拒否を試みる(配送業者に「受取拒否」と伝える)。

・開封済みでも、特定商取引法に基づき、クーリングオフ(8日間)が可能な場合も。

4.消費者センターに相談

・全国の消費者センター(局番なし188)に連絡し、
事業者との交渉方法や法的対応を相談。

・消費者契約法や特定商取引法違反の可能性を指摘。

5.法的措置

・錯誤や詐欺的行為が明らかな場合、
弁護士に相談し、契約無効や損害賠償を求める。

・少額訴訟(60万円以下)も検討可能。

6.クレジットカード会社に連絡

・支払いがクレジットカードの場合、
カード会社に「不正利用」としてチャージバック(返金手続き)を依頼。

予防策:被害を防ぐために

広告を鵜呑みにしない

・「初回お試し」「半額」などの文言に惑わされず、必ず規約を全文確認。

・小さな文字やページ下部の注釈をチェック。

信頼できる事業者を選ぶ

・過去に利用した実績のある通販サイトや、評判の良い企業を選ぶ。

・事業者の所在地、連絡先、特定商取引法に基づく表記を確認。

SNS広告に注意

・YouTube、Instagram、Xの広告は
外国人の経営者が多く信頼性が低い場合が多い。
リンク先のサイトを慎重に調査。

1ページが異様に長いスクロールタイプのサイトは危険

・レビューやXでの評判を検索
(例:「商品名 詐欺」「会社名 評判」)。

高齢者へのサポート

・高齢な家族がネット通販を利用する場合、
事前に契約内容を確認するよう助言。

・定期購入のリスクを説明し、必要なら代わりに購入手続きを代行。

母がネット通販で買い物して、
定期購入なの知らなくて商品届いて困ってた。
しかも初回はお試し価格で安いと
思ってたら今回届いたのはそれの4倍価格。

頑固旦那が
「お試しだけだ!」
って言い張るけど
ずっと心配していたら…
やはり定期購入になっていた。

支払い方法の工夫

・クレジットカードより、
代引きやコンビニ払いを選ぶと、自動引き落としを防げる。

・カード利用時は、限度額の低いカードやプリペイドカードを活用。

2025年の現状と注意点

SNS広告の増加

2025年は、YouTubeやInstagram、
Xでの動画広告やストーリーズ広告が増加。
短時間で訴求力の高い広告が詐欺の入り口に。

SNS広告=怪しいを基本に考えなくては駄目/

例:美容液、健康サプリ、
ダイエット食品がターゲットになりやすい。

高齢者の被害拡大

スマホ普及で高齢者のネット利用が増え、
被害が急増!家族が気づくケースが多い。

※広告の意味を知らず、どんどんクリックし
アプリをたくさんDLしているケースも多い。

肝臓の数値が下がる錠剤を
初回購入が半額のお試し価格
だからとネット購入した父。
私「詐欺じゃないの?」
父「お試しだ!間違いない!」

本日定期購入の2回目が届きました。
クッソ高いw

消費者庁の取り組み

消費者庁は定期購入詐欺に対し、
特定商取引法の改正(2022年施行)で、
事業者に明確な契約条件の開示を義務付け。
しかし、悪質業者は海外拠点やダミー会社を使い、規制を回避するケースも。

まとめ

定期購入詐欺は、初回お試し価格を餌に
消費者を定期契約に誘導する悪質な手口です。

2025年はSNS広告の普及で被害が拡大しており、
特に高齢者がターゲットになりやすい。
被害を防ぐには、契約条件の確認、
信頼できる事業者の選択、家族のサポートが重要です。

被害に遭った場合は、解約手続きの記録、
消費者センターへの相談、法的措置を迅速に進めることが効果的です。
Xやウェブでリアルタイムの情報を収集し、
疑わしい広告には手を出さないよう注意しましょう。

コメント

  1. 匿名 より:

    「定期購入しないようにしてあるわよ」という言葉にどれだけ騙されたか

  2. 匿名 より:

    キラーバーナーII、初回無料で定期縛りなしで
    申し込みしたら騙された!請求書同封、
    さらにキラーバーナーも別便で、
    もちろん請求書入りで送られてきた

  3. 匿名 より:

    日本人ちょろぃっと思われてるだろ絶対w

  4. 匿名 より:

    うちは初回500円の脱毛クリーム定期購入に騙された

  5. 匿名 より:

    ハリシャイン定期購入無しと
    確認したはずなのに、商品が2回目届いて

  6. 匿名 より:

    ●「定期縛りなし」と書いてあるのに
    しっかりと「解約するまで続く定期購入」の罠

    初回お試し価格約900円で「定期縛りなし」
    と書かれたダイエットサプリを購入。
    商品が届き納品書を確認したところ
    次回お届け予定日が書かれており
    その時初めて定期購入だと知った。

    ●「縛りなし」SNS広告を見て
    育毛剤を注文したところ定期購入だった

    初回を買った翌月に荷物が届いた。
    受け取りを拒否したが
    後払い決済業者から約15,000円を請求された。
    この業者は委託されているので半分やくざで怖い。

  7. 匿名 より:

    購入完了の画面に

    「定期購入完了」の文字

    ふざけんなよ。
    きたねぇーよ

  8. 匿名 より:

    嘘ついて定期購入が当たり前になっているのはヤバいよね。
    もう外国業者から買うのはやめなさい。