血圧計は右手左手どっちで測るの?どちらでも良い?血圧を下げる薬は途中で止められないって本当?

Q.血圧計は、右手左手どちらで測るのですか?
Q.入院したことがあるのですが、
血圧を測る際、看護師さんが左右関係なく測っていました
看護師さんに聞いたら、「深く考えたことない」
と雑な答えでした。なんか気持ち悪いです。
病院はこんな適当なのですか?
Q.血圧はどちらの手で測るのか気になります。
なぜなら、心臓の位置が左右で違いますし
圧力も違うと思うからです。
私は左右で違う数値になるので気になります。
Q.年寄りは血管が細くなって、
圧力がかかって血圧が上がるのは当たり前なのに
なぜ数値に拘るのでしょうか?
測らなければわからないで健康でいられるのに
測ったばっかりに薬を勧められるのはおかしくないですか?
血管に負担をかけるのであれば、
血圧を下げるのは分かりますが、
同時に、血管を強くする方法も
取り入れるべきだと思います。
Q.血圧を下げる薬を飲むと途中で
やめられなくなるのは何故ですか?
なぜ止めてはいけないのですか?

血圧計は、左手右手どちらで測っても構いませんが、
利き腕と側で測定することが一般的になっています。

測定条件をできるだけ一定にするために、
左右いずれの腕で測るかを決めておくと良いでしょう。

また、リラックスした姿勢で、背もたれに背中を預けて、
足は折りたたまずに前に伸ばすようにして測ると良いです。

血圧は右手で測るほうが正確だという考えは、
心臓に近い大動脈から出ている右腕頭動脈の方が、
左腕動脈よりも正確な圧力を示すという理由や、
左右の動脈の間に先天的にくびれがある場合(大動脈縮窄症)に、
くびれより心臓側で測定しないと正確な
血圧が測定できないという理由から来ています。

しかし、このような場合は稀であり、
通常は左右の血圧に大きな差はありません。

もしも何回測っても左右で10mmHg以上の差がある場合は、
血管の病気を疑う必要があります。
その場合は、主治医に相談してください。

高齢者の血圧は、確かに
加齢によって血管の弾力性が低下し、
上がりやすくなる傾向があります。

しかし、それは「当たり前」ではなく、
「正常ではない」ということです。

血圧が高いということは、
血液が血管にかける圧力が高いということです。
その状態が長く続くと、血管にダメージを
与えて動脈硬化を進行させたり、
心臓に負担をかけたりします。

その結果、心筋梗塞脳卒中などの重大な
病気を引き起こす可能性が高まります³。

測らなければわからないで健康でいられるというのは、
残念ながら幻想です。高血圧は自覚症状がほとんどないまま、
身体に悪影響を及ぼしていることが多いのです。
測定することで、自分の血圧の状態を知り、
適切な対策を取ることができます。

薬を勧められるのはおかしくないと思います。
薬は、生活習慣の改善だけでは十分に血圧を
下げられない場合に必要なものです。

薬を服用することで、
血圧を正常値に近づけることができます。
もちろん、薬には副作用もありますので、
主治医と相談しながら服用することが大切です。

高齢者の血圧の正常値は一般的に130/85未満と定義されています。
年齢別や性別別の目安もありますので、参考にしてください。

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血管を強くする方法は?

血管を強くする方法としては、
食事や運動などの生活習慣の改善が重要です。
具体的には、以下のようなことが挙げられます。

塩分の摂取量を減らす。
塩分は血圧を上げるだけでなく、
血管に直接ダメージを与える可能性があります。
一日の食塩摂取量は成人男性で8.0g未満、
成人女性で7.0g未満にすることが推奨されています。

カリウムやカロテン、タンパク質、
DHA・EPAなどの栄養素を積極的に摂取する。
これらの栄養素は、塩分を排出したり、
血管の内皮細胞を活性化したり、
血液の流れを改善したりする効果があります。
大豆や大豆製品、いも類、野菜、果物、
海藻類、青魚などが良い食材です。

有酸素運動を行う。
有酸素運動は血流を促進し、
血管をしなやかにする効果があります。
ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの
運動を一日30~60分程度行うことが望ましいです。

ストレッチを行う。
ストレッチは筋肉と
血管の柔軟性を高める効果があります。
ふくらはぎや太ももなどの下半身のストレッチを朝晩に行うことで、
下半身から上半身への血流が改善されます。

禁煙する。
タバコに含まれるニコチンや
一酸化炭素は血管を収縮させたり、内皮細胞に傷をつけたりします。
禁煙することで血管の老化を防ぐことができます。

以上のような方法で血管を強くすることができます。
血管が強くなると、心臓や脳などの臓器に
十分な酸素や栄養が届きやすくなります。
また、動脈硬化や高血圧などのリスクも低減されます。

薬で高血圧は治るの?

血圧を下げる薬(降圧剤)は、
高血圧そのものを治す薬ではなく、
高い血圧を下げるための薬です。

高血圧の原因は、
生活習慣や病気などによって異なりますが、
それらが改善されない限り、薬をやめると
また血圧が上がってしまう可能性が高いです¹²。

血圧が上がると、心臓や脳、
腎臓などの臓器にダメージを与えて、
心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
そのため、医師の指示に従って、適切な量と
タイミングで薬を飲み続けることが大切です。

ただし、食事や運動などの生活習慣の改善によって、
血圧が下がってきた場合は、医師に相談して
薬の量を減らしたり、やめたりすることもできます。
その際は、自宅で定期的に血圧を測定し、
再び上昇する兆候があれば早めに医師に報告するようにしましょう。

また、一部の降圧剤は突然やめると
副作用や離脱症候群が起こることもあるため、
自己判断でやめたり減らしたりせず、必ず医師に確認するようにしましょう。

結論:
雑に測っている病院が多い
血圧を下げる薬は根本的に治すものではない



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