海鮮のサザエに雄雌があると聞きました。判別する方法を教えてください。

Q.海鮮のサザエにがあると聞きました。
見分ける方法を教えてください。
Q.サザエにはオスメスがあるらしい。
いつもどっちか忘れてしまいます。
違いと覚え方を教えてください。
また、味の違いはありますか?
Q.サザエはどのように増える(受精する)のですか?
オスはメスを探すのですか?識別できるのですか?

サザエには雄雌があります。
区別する方法は、サザエの殻を割って
中身を見る必要があります。

見分けるポイントは、
殻の奥の方にある肝の先端の部分(生殖腺)と呼ばれる器官で、
オスなら精巣、メスなら卵巣になります。

雄雌を区別するには(肝の先端の部分の)色に注目します。
この部分がクリーム色ならオスで、暗緑色ならメスです。
メス(緑)の方が苦いとされています。

殻の外側から見ただけでは判別することができません。
殻にツノ状の突起があるものと無いものがありますが、
これは波の影響で発達したもので、
オスとメスとは関係ありません。

オスとメスでは味にも違いがあります。
身と貝柱の部分については、オスとメスで味の違いは無いようですが、
肝については、メスのものには苦みがあると言われることが多いようです。

サザエの肝の部分は、酒の肴として、
特にメスのものにある独特の苦みが良い
という方もいらっしゃるようです。

また、の間にあるヒラヒラした部分も苦みを多く含んでいます。
これはオスとメスどちらにもあります。
苦みが苦手な方は取り除いて食べると良いでしょう。

以上がサザエの雄雌の見分け方と味の違いについてです。

Q.サザエはどんな味ですか?

サザエは、磯の香りこりこりした食感が特徴的な巻き貝です。
中身は蓋に付いた身、貝柱、肝の部分に分けられます。

身と貝柱は甘くて柔らかく、肝は苦みがあります。
肝の色で雄雌が分かり、オスはクリーム色で苦みが少なく、
メスは暗緑色で苦みが強いです。

また、身と肝の間にあるヒラヒラした部分も苦みを多く含んでいます。
サザエはビタミン、タウリン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、
老化予防や疲労回復にも効果的です。
旬の時期は春から夏で、栄養価が高くなり身が引き締まります。

サザエの調理法は様々ですが、
新鮮で大きいものはお造りにして生の食感と磯の香りを楽しむのがおすすめです。
また、壺焼きや醤油煮、炊き込みご飯なども人気のレシピです。

以上がサザエの味や調理法についてです。

卵生(らんせい)で繁殖

サザエは軟体動物の一種で、
ほとんどのサザエは卵生で繁殖します。

サザエの繁殖シーズンは一般的に毎年5月から8月にかけてで、
この数ヶ月がサザエの繁殖のピークと言えます。
この時、非常に多くのサザエが同時に海水の中に精子と卵子を排出します。

これらの精子と卵子は水中を漂流し、
その後受精卵に結合する。受精卵も水の流れに乗って絶えず漂い、
岩礁などに遭遇すると岩礁(がんしょう)の上に付着します。
特に岩礁の隙間には受精卵が多く付着する。
これらの受精卵はここで孵化します。

サザエの受精時の精子濃度は
30×10’~ 150×10′ 精子/ml程度が好適であるという研究があります。
精子濃度が高すぎると異常な卵割りが起こり、
低すぎると未受精卵が多くなるということです。
サザエの受精卵は色が緑っぽいものからピンクっぽいものまで様々です。

Q.サザエはどうやって育ちますか?
何を食べていますか?

サザエは、着底してから岩礁に付着し、
海藻を食べながら成長していきます。

サザエの成長速度は、水温や生息地域によって異なりますが、
一般的には大きくなるほど成長が早くなります。
日本海のサザエはあまり大きくならず、
成長しても殻長10センチほどですが、
太平洋側のサザエは非常に大きくなり、
殻長20センチを超えるものがあります。
サザエの寿命は7~8年と言われています。

※近年では、水揚げしたサザエにキャベツを与える場合もあります。
(出荷まで身が痩せないように)



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