陪審員制度と裁判員制度の違いは?まだ続いているの?いつか呼ばれるの?何人選ばれるの?

Q.昔、”陪審員制度”というものが出来て、
いわゆる一般の人が裁判に参加する”という断れないシステムがありました。
あれからずいぶん経ちますが、一向に選ばれません。
現在の”陪審員制度”はどうなっていますか?まだ継続していますか?
Q.陪審員制度とは何ですか?なにをするのですか?
裁判員制度とはなんですか?なにをするのですか?

A.現在、日本では「陪審員制度」は存在せず、
裁判員制度」が実施されています。
陪審員制度は戦前に存在していましたが、1943年に停止されました。

2009年から始まった「裁判員制度」は、
一般市民が裁判に参加する制度で、
重大な刑事事件において裁判員として選ばれた市民が裁判官と共に審理を行います。

裁判員は無作為に選ばれ、
裁判に参加する義務がありますが、
特定の理由があれば辞退することも可能です。

もし裁判員に選ばれた場合、
裁判所から通知が届きますので、その時はぜひご確認ください。

スポンサーリンク

陪審員制度とは?

陪審員制度(ばいしんいんせい)とは、
市民から選ばれた陪審員が裁判に参加し、
事実問題について評決を下す制度です。
陪審員は専門の裁判官とは独立して、
有罪か無罪かを判断します。

具体的には、陪審員は以下のような役割を果たします。

1. **公判に立ち会う**

裁判官と一緒に法廷に出席し、証人の証言や証拠を見聞きします。

2. **評議・評決を行う**

証拠をもとに被告人が有罪か無罪かを議論し、決定します。

3. **判決の宣告に立ち会う**

裁判長が判決を宣告する際に立ち会います。

陪審員制度は、アメリカやイギリスなどで採用されており、
国民が司法に参加する重要な仕組みの一つです。

裁判員制度とは?

裁判員制度(さいばんいんせいど)とは、
一般市民が刑事裁判に参加し、裁判官とともに被告人が有罪か無罪かを判断し、
有罪の場合にはどのような刑罰を科すかを決める制度です。
この制度は2009年に日本で導入されました。

具体的な役割は以下の通りです。

1. **公判に出席**

裁判員は裁判官と一緒に法廷に出席し、証拠や証言を聞きます。

2. **評議・評決**

証拠を基に被告人が有罪か無罪かを議論し決定します。

3. **刑罰の決定**

有罪の場合、どのような刑罰を科すかを裁判官と一緒に決めます

裁判員制度は、
殺人や強盗などの重大な刑事事件に適用されます。
裁判員は無作為に選ばれ、通常は6人の裁判員と3人の裁判官で審理が行われます。

陪審員制度と裁判員制度の違いは?

Q.陪審員制度裁判員制度は同じと考えてよいですか?
名前が変わっただけですか?

A.陪審員制度と裁判員制度は似ていますが、
いくつかの重要な違いがあります

**陪審員制度**は、
アメリカやイギリスなどで採用されている制度で、
陪審員が有罪か無罪かを独立して判断します。
陪審員は事実認定のみを行い、量刑や法律問題の判断は裁判官が行います。

**裁判員制度**は、
日本独自の制度で、裁判官と裁判員が一緒に有罪か無罪かを判断し、量刑も決定します。
裁判員は無作為に選ばれ、事件ごとに任命されます。

つまり、陪審員制度は陪審員が独立して事実認定を行うのに対し、
裁判員制度は裁判官と裁判員が共同で事実認定と量刑を行う点で異なります。

Q.年間で何人くらい裁判員に選ばれますか?

A.年間で裁判員に選ばれるのは約5,700人で、
補充裁判員も含めると約7,600人になります。
裁判員に選ばれる確率は、全有権者の約0.01%程度です。



スポンサーリンク

フォローする

コメント

  1. 匿名 より:

    絶対断る

  2. 匿名 より:

    だが断る