モルモットは餌をどのくらい与えれば良いのか?目安

モルモットは餌をどのくらいあげればいいの?
初めて飼う場合にはとても気になる事である。

一般的には、10~30g(体重の3~8%)
のペレットを朝夜に分けて与えると言われるが、これもまた曖昧である。
ここではモルモットと餌の関係について学んでみたい。

モルモットの餌と言えばチモシー(牧草)ペレットだが
栄養面から学ぶと理解が深まり、餌の量もおのずと見えてくる。

チモシー

モルモットは体が弱い。
「腸に毛が詰まる」「腸内細菌のバランスが重要」
「便が出なくなる」「固いチモシーを食べないと歯が伸びてしまう」
など、常に食物繊維の必要性が語られている。
なんとも弱い動物だろうか。。。。

そのため、常に食物繊維が必要となるが、
そのチモシーも一番繊維質のある固い1番刈りがおススメと言われている。

人間の主食はご飯だが、
モルモットの場合は”繊維”が主食である事を忘れないようにしたい。

ペレット

ペレットに含まれる栄養素を見てみると・・・

原材料名
アルアルファミール、大豆殻、大豆ミール
あらびき小麦粉、大豆油、塩、リグニンスルホン酸塩
サトウキビ糖蜜、石灰石、Lアスコルビル-2-
ーリン酸塩(ビタミンC)、ナトリウムベントナイト
加水分解された酵母、塩化コリン、ビタミンEサプリメント
酵母培養物、硫黄亜鉛、亜鉛タンパク化合物
ナイアシン、硫酸銅、d-パントテン酸カルシウム
酸化マンガン、リボフラビンサプリメント
ビオチン、硝酸チアミン、硫酸マグネシウム
銅タンパク化合物、ビタミンAサプリメント
亜セレン酸ナトリウム、マンガンたんぱく化合物
塩酸ピリドキシン、葉酸、ビタミンDサプリメント
炭酸コバルト、ビタミンB12サプリメント、ヨウ酸カルシウム

保障成分
粗タンパク質18.00%
粗脂肪2.50%
粗繊維質18.00~23.00%
水分10.00
カルシウム0.6~1.10%
リン0.25%
ビタミンA UI/kg 10.000
ビタミンD3,IU/kg 900
ビタミンE,IU/kg 190
アスコルビン酸(ビタミンC),mg/kg 400

以上が愛用しているペレットの成分だが、
内容を見ると食物繊維を中心としながらも、
大敵である脂肪分カルシウムが抑えられている事がわかる。

そしてモルモットに必要不可欠な
ビタミンCも含有されている。

モルモットは、ビタミンCが無ければ
骨が曲がったり、死んでしまう程不可欠な栄養素である。
補助として給水機にビタミン剤を入れたり、サプリを使用する方も多い。

ビタミンCは摂りすぎくらいが健康説

私の場合、元々健康オタクであったことから
ビタミンC摂取療法というものを信仰している。
風邪気味の場合には、薬ではなく
どんどんビタミンCを摂取する健康法である。

摂りすぎの心配があるかもしれないが、
ビタミンCは”多く摂取しても体外に排出される特徴がある”ため
ビタミンAとは違い摂りすぎによる副作用がない。

ビタミンCは抵抗力の源であり
モルモットであっても”多少多いくらいが健康を維持できる”として
私の場合は、マルチビタミン(給水機に入れる)と
サプリメントの2種を利用している。

マルチビタミンは給水機に1~3滴入れるだけ
サプリメントは美味しいので一番先に食べてくれる。

野菜

生野菜は美味しいので、
まず断らないイメージがあるだろう。

メインにしては歯の運動にならないが、
おやつ程度にすることで、食欲増進ストレス解消の効果がある。
また、当然ながらコミュニケーションに必要不可欠なアイテムでもある。

サプリメント

モルモットを購入した際に
乳酸菌”のサプリまである事に驚いた。
腸の働きが重要なために利用しているが
ビタミンCサプリと同様に美味しいようで、
与えると飛びついてくる。(美味しいらしい)

現在使用しているサプリは
ビタミンC乳酸菌の2種である。

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ペレットの量は臨機応変がベスト

実際に飼ってみると
餌の量は「あくまで目安」という事がわかった。

例えば、ペレットが減れば
「補給しなくては!」と思うのが普通だが
モルモットの場合は、メインを牧草(チモシー)
にするという大原則があるだけに

ペレット皿が空になる事が
→チモシーを食べることに繋がるので
ペレットがない時間帯も有効になる。

味覚でいえば、チモシーよりもペレットの方が美味しく
ペレットを常時追加していると
ペレットをメインで食べるようになる”危険性があるのだ。

モルモットの為にと思っている事が
逆効果になる可能性!

私も初期に、ペレットを絶やさない意識をしていたが
チモシーの減りが悪い事に気づいて修正したことがある。

あくまでチモシーを中心とした臨機応変な考えが必要と感じた。

※現在は両方絶やさず置いているが、調節して食べてくれる。



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