携帯（スマホの）防水能力チェック方法防水防塵の規格「IPX」とは？水に濡れた後の対処法は？

Q.携帯（スマホの）防水能力はどの程度ありますか？
防水・防塵の規格「IPX」とは何ですか？

Q.スマホには「IPX」なるものがあるそうですが初耳です。
判断基準など教えてください。

IPコードという国際規格

携帯（スマホの）防水能力は、
IPコードという国際規格で表されることが多いです。

IPコードは、防水性能を示すIPXと
防塵性能を示すIP○Xの2つの等級に分かれています。
IPXに続く数字が大きいほど、防水性能が高くなります。
例えば、IPX8は水中でも保護される最高レベルの防水性能です。

防水・防塵の規格「IPX」とは、以下のような意味です。

– IPX0: 防水性能なし
– IPX1: 垂直に落ちる水滴に対して保護
– IPX2: 15度傾いた状態で落ちる水滴に対して保護
– IPX3: 60度の範囲で噴射される水に対して保護
– IPX4: どの方向から噴射される水にも対して保護
– IPX5: どの方向から噴流される水に対して保護
– IPX6: どの方向から強く噴流される水に対して保護
– IPX7: 一定の圧力下で一時的に水没しても保護
– IPX8: メーカーと使用者間の取り決めに基づいて、水中で長時間保護

階級や判断基準は、
国際電気標準会議が定めたものですが、
IPX8はメーカーごとに異なる場合があります。
また、防塵性能も重要です。
防塵性能は、以下のような意味です。

– IP0X: 防塵性能なし
– IP1X: 直径50mm以上の固形物の侵入を防止
– IP2X: 直径12.5mm以上の固形物の侵入を防止
– IP3X: 直径2.5mm以上の固形物の侵入を防止
– IP4X: 直径1mm以上の固形物の侵入を防止
– IP5X: 粉塵が内部に侵入せず、若干侵入しても正常運転を阻害しない
– IP6X: 粉塵が内部に侵入しない

最新のスマホは、多くがIP68という防水・防塵性能を持っています。
これは、最高レベルのIPX8とIP6Xを意味します。
（一つ目の数字が防塵を表し、2つ目が防水の数値を表す）

しかし、これでも完全に安心できるわけではありません。
温度や含有物、動きなどによっては、
保護性能の範囲外になることもあります。

また、ジュースやアルコール、酸や酸性の食品、
石鹸、洗剤などの液体は、防水性能を損なう可能性があります。

そのため、スマホを使うときは、
必ず機器ごとのマニュアルを参照しましょう。

以上が、携帯（スマホ）の防水能力と
防水・防塵の規格「IPX」についての説明です。
参考になれば幸いです。

Q.自分のスマホがどの基準値なのか？
どうやって調べればよいですか？

自分のスマホがどの基準値なのかは、
IPコードという表記で確認できます。

IPコードは、防水性能を示すIPXと
防塵性能を示すIP○Xの2つの等級に分かれています。
PXに続く数字が大きいほど、防水性能が高くなります。
IP○Xに続く数字が大きいほど、防塵性能が高くなります。

自分のスマホのIPコードを調べる方法は、
以下のようなものがあります。

– スマホの箱や説明書に記載されている場合があります。
– スマホのメーカーやキャリアの公式サイトで機種名や型番を検索してみます。
– スマホの設定画面で「IPコード」や「防水」などのキーワードで検索してみます。
– スマホの裏面や側面に刻印されている場合があります。

Q.スマホが水に濡れた場合、どうすればいいですか？

スマホが水に濡れた場合、以下の対処法をおすすめします。