白タクシーは何で違法なのですか？ちょっとだけの稼働でもダメなの？

Q.白タクとはなんですか？
なぜ、素人がお金をもらって人を
乗せてあげるのが駄目なのですか？
仕事にしなくてもたまにやっても良くないですか？
ケチ臭くないですか？

A.「白タク」とは、国から営業許可を得ていない
個人が運転するタクシーのことを指します。

通常のタクシーは緑色のナンバープレートを持ち、
国からの営業許可を受けていますが、
白タクは白色のナンバープレートを使用しており、
これは無許可であることを意味します。

白タクは法律上、道路運送法に違反する行為であり、
発覚した場合には*3年以下の懲役または300万円以下の罰金*
が科される可能性があります。

ただし、最近では白タクの解禁が検討されており、
過疎地での移動手段としての利点や、
新たな雇用の創出などのメリットが考えられています。

しかし、運転技術が未熟なドライバーの増加や、
詐欺・ぼったくり行為の懸念など、デメリットも指摘されています。

日本では、*道路運送法*に基づき、
有償で他人を乗せるためには旅客自動車運送事業の許可が必要です。

この法律は、乗客の安全を守るため、
また公正な競争を保つために設けられています。
許可を得ずに有償で送迎サービスを提供する行為は、
通称「白タク」と呼ばれ、違法とされています。

※ただし、友人や知人間での送迎において、
実費の負担や任意の謝礼を受け取ることは、
一般的には違法とはされません。

例えば、ガソリン代の実費を分担する、
または「今度ランチをおごる」といった形でのお礼は、
違法行為には含まれないとされています。

しかし、これが反復継続的に行われる場合や、
明確な対価として金銭を受け取る場合は、違法となる可能性があります。

法律は、個々のケースに応じて解釈されることが多く、
事業性や反復性、対価の有無などが考慮されます。
そのため、たまに友人を送迎してガソリン代を
もらう程度であれば問題ないとされていますが、
営利目的であると判断されるような行為は避けるべきです。

Q.少し前に中国人が白タクをやって捕まっていましたね。

A.はい、その件については報道されています。
日本では、訪日中国人向けの「白タク」が問題となっており、
無許可で送迎サービスを提供する行為が摘発されています。

例えば、大阪府警は中国人4人を
道路運送法違反の疑いで逮捕しました。
彼らは関西空港から大阪市内まで通常の
タクシーよりも安く運んでいたとされています。

また、警視庁は組織的背景があるとみて、
白タク営業で観光客を羽田空港に送り届けた中国人の男を逮捕しました。
この男は職務質問中に逃走した後、
免許証をなくしたと届け出て再発行を受けていたとのことです。

これらの摘発は、日本国内での
安全な交通サービスの提供と公正な競争を保つための
法律に基づいて行われています。
白タク行為は、乗客の安全を確保するための規制や、
正規のタクシー業界を保護するためにも重要な取り組みです。

Q.どうやって白タクを避けることができますか？

A.白タクを避けるためには、
いくつかのポイントに注意することが重要です。
以下の方法で、白タクを見分けて避けることができます。

1. ナンバープレートの色：

合法的なタクシーは緑色のナンバープレートを持っていますが、
白タクは一般的に白いナンバープレートを使用しています。

2. メーターの有無：

正規のタクシーには料金メーターが
装備されており、使用されています。
白タクはメーターがないか、あるいは使われていない可能性があります。

3. タクシーマークや社名の有無：

正規のタクシーには会社のロゴやタクシーのマークがあります。
白タクにはこれらがないことが多いです。

4. 運賃交渉：

正規のタクシーはメーターに基づいて料金が決まりますが、
白タクは乗車前に運賃交渉を行うことがあります。

これらの点に注意して、
タクシーを利用する際は公式のタクシー会社や
アプリを通じて予約することをお勧めします。

また、不審な車両やドライバーには乗らない、
事前に料金を確認するなどの対策を取ることが大切です。
安全で信頼できる交通手段を選択することが、
白タクを避ける最善の方法です。