Q.汚染水問題で、中国は日本からの輸入を止めたそうですが、どの食品の輸入を止めたのですか?詳細を教えてください。

Q.汚染水問題で、中国は
日本からの輸入を止めたそうですが、
どの食品の輸入を止めたのですか?
詳細を教えてください。
Q.日本は今まで何を輸出していたのですか?
マグロですか?鯵ですか?

A. 中国は、福島第一原発の処理水の海洋放出に反対するとともに、
日本からの輸入食品に対する規制を強化しています。
具体的には、以下のような措置をとっています。

2023年8月24日、中国の税関総署は、
原産地が日本である水産物(食用水生動物を含む)
の輸入を全面的に暫定的に停止すると発表しました。

停止は即日有効となりました。
輸入停止の理由は、処理水の放出による
食品への放射線汚染リスクを防ぎ、
中国の消費者の健康と輸入食品の安全を確保するためとしています。

中国はこれまで、福島県を含む
10都県から食品・飼料の輸入を禁止していました。
(新潟県の米を除きます。)

10都県以外の野菜、果実、茶葉、乳及び
これらの製品は実質的に輸入停止となっており、
水産物については放射性物質検査証明書や産地証明書が必要とされていました。

【2022年】
日本から中国への水産物輸出額の内訳
– ホタテ貝:467億円
– なまこ(調製):79億円
– かつお・まぐろ類:40億円
– その他:285億円

2023年7月以降、中国は
日本からの輸入食品に対する税関での検査を強化していました。
特に、処理水が放出された場合に影響を受ける可能性が
高いと考えられる水産物や乳製品などについては、
放射性物質検査や原産地証明書の提出を求めていました。

以上が、中国が汚染水問題で日本からの
輸入食品に対してとっている措置です。

日本から中国への農林水産物・食品の輸出額
2022年に前年比25.1%増の2,782億円でした。
中国向け輸出額のうち水産物871億円でした。

このように、中国は日本にとって重要な輸出相手国ですが、
今後は規制が緩和されるかどうか不透明な状況です。



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