【オプトアウト権とは】中田翔、巨人に契約破棄申し入れで自由契約に

中田翔、巨人に契約破棄申し入れ
FA宣言せず『オプトアウト権』で自由契約に

Q.オプトアウト権行使で自由契約へ
というニュースがありました。
長年プロ野球を見てきて初めて聞きました。
これはどのような権利なのでしょうか？

A.オプトアウト権とは、
選手が自ら契約を途中で見直したり、
破棄してFAになったりすることができる権利です。

この権利は、主にメジャーリーグで使われるもので、
日本のプロ野球ではあまり見られません。
オプトアウト権を持つ選手は、
契約期間中に一定の条件を満たした場合に、
契約を継続するか、FAになるかを選べます。

例えば、年俸が低い場合や、
出場機会が少ない場合などです。
オプトアウト権は、選手と球団の交渉の際に、
選手側が要求することができます。

しかし、球団側は、選手が途中で契約を
破棄されるリスクを負うことになるので、
オプトアウト権を認めることには消極的です。
そのため、オプトアウト権を持つ選手は、
メジャーリーグでも少数派です。

巨人の中田翔選手は、2021年に
オプトアウト権を行使して自由契約になりました。
中田選手は、2019年に日本ハムから巨人に移籍し、3年契約を結びました。

しかし、巨人では思うような成績を残せず、
2021年は一軍出場がなく、二軍でも打率.200にとどまりました。
そこで、中田選手は、契約に含まれていた
オプトアウト権を行使して、巨人との契約を破棄しました。

中田選手は、他の球団との交渉を
行うことができるようになりましたが、現時点では未定です。
オプトアウト権は、選手にとっては
自分のキャリアを自由に選択できるメリットがありますが、
球団にとっては選手を失う可能性があるデメリットがあります。

そのため、オプトアウト権は、
選手と球団の双方が納得できる条件で交渉されるべきだと思います。

Q.ということは、
日本ハム時代も巨人時代も
中田選手は契約時に
”オプトアウト権”込みで
契約していたのですね？

A.はい、そうです。
中田翔選手は、日本ハム時代も巨人時代も、
契約時にオプトアウト権を含む条項を結んでいました。

日本ハム時代は、2017年に4年契約を結びましたが、
その契約には、2年目以降にオプトアウト権が付与されるという内容がありました。

巨人時代は、2021年に3年契約を結びましたが、
その契約にも、毎シーズンオフに契約を見直したり、
破棄したりできるオプトアウト権が付与されるという内容がありました。

中田翔選手は、オプトアウト権を行使することで、
自分のキャリアを自由に選択できる権利を得ていました。