インフルエンザを治すのにバファリンはダメなのは本当ですか?

Q.インフルエンザを治すのに
バファリンはダメなのは本当ですか?

インフルエンザの際にバファリン
を服用することは、注意が必要です。

バファリン(アスピリン)は、
解熱鎮痛剤として広く使用されていますが、
特にインフルエンザ患者には注意が必要です。

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以下のポイントに留意してください。

1. **バファリンの使用制限**

15歳未満の患者
アスピリンを含むバファリン®の使用は避けるべきです。
アメリカでは15歳未満のインフルエンザ患者がアスピリンを服用した後、
「ライ症候群」と呼ばれる重篤な合併症を発症し、
死亡した事例が報告されています。

大人
やむを得ない場合を除いて、
バファリン®の使用を避けることが一般的です。

2. **リスク**

バファリンを含むアスピリンの使用により、
以下の合併症が起こるおそれがあります:

ライ症候群:
インフルエンザや水痘の後に現れる、
激しい吐き気、嘔吐、錯乱、嗜眠、けいれん発作、
昏睡などの症状を伴う病気です。
特に子供の感染症患者がアスピリンを
服用した際に起こりやすいことが知られています。

インフルエンザ脳症:
インフルエンザによる発熱が生じてから数時間~48時間以内に発症し、
嘔吐、意識障害、異常言動、けいれんなどの症状が現れる疾患です。
原因は解明されていませんが、アスピリンの関与が指摘されています。

3. **使用可能な解熱鎮痛剤**

アスピリンを含む「バファリンA」は避けるべきです。
比較的安全性が高い「アセトアミノフェン」や
「イブプロフェン」を含むバファリンは、医師の許可を得て使用できます。

4. **他の対策**

薬を飲む以外にも、以下の対策が大切です:
喉の乾燥を防ぐために加湿器を使用し、温かい飲み物を摂る。
無理せずよく休む。

注意
自己判断で市販薬を使用せず、
医療機関を受診して適切な治療を受けることをお勧めします。



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