都内でビルを所持していれば、
火災防止の設備(警報装置)を設けるのが義務づけられており
昔に建てられたビルであっても百万円程の工事費が必要になる。
この設備は、建物の状況によるが
1年~3年に1度”消防用設備点検”なるものが必要となり
業者に委託する事ができる。
通常、我々が行うのはこの検査に立ち会う事だけである。
普段と違う点検が来た!
しかしながら、
今回はいつもの委託業者ではなく
直接、3名の消防職員が家に訪ねてきたのである。(アポあり)
最近は点検詐欺等もあるため警戒していたが
相手は、”消防責任者”の名を知っていたため本物である事がわかった。
この訪問は、立入検査というもので
どうやら無差別に選んで来ているようだ。
「立入検査」とは?
防火対象物や危険物施設等に対して、
建物や設備が消防法令に基づく基準に
適合しているかを消防職員が定期的に検査するもの。
あれ?上から目線だぞ
問題なのが、この訪問した消防職員の1人である。
普通に検査を済ませばよいものの
非常に生意気な態度で我々を見下す言葉使いであり
正直、今の時代珍しいタイプであった。
部下を連れている為、
権威のある所を見せたいのだろうか?
消防の世界では、いじめや上限関係が厳しいと聞いた事があるが
消防署では偉いのかもしれないが、なぜそこまで偉そうに出来るのか不思議であった。
罪のない人を痛めつけるのは、暴力団でもしない事である。
準備が悪い点検
電話では、ビル管理者が立ち会い点検をするという
特別難しい事ではない説明を受けたが、
ビル各階に対して
「消防庁から書類をダウンロードして書け!」
「書いたら各自〇〇消防署に届けろ!」
と言われ、慌ててダウンロードして書きこむ始末である。
大切なテナントに対して暴言を吐くのは許せない。
部屋を借りてもらうことはどれだけ大変なのか
お前にはわからないだろう。
管理者が叱られるなら良いが、
テナントに対して上から目線はやめてほしい!
ダウンロードするものがあるなら予め伝えてほしいのと、
パソコンを持っているのが当たり前のスタンスで来られるのも困る。
普通ならば必要書類があれば、消防側があらかじめプリントしておくのが常識だろう。
あえて手間をかけさせて
みんなの仕事の手を止めさせるのは如何なものか?と感じた。
当然、我々は大人である故、
殴りたい気持ちを抑えて済ませたが
はじめての訪問だっただけに
”スッキリしない”気持ちになった。
消防庁に問い合わせしてみる
これは一体何の検査なのか?
消防庁に問い合わせしてみた。
こんにちは、
消防の点検についてわからない事があるので質問があります。
こちらはビルを所持しておりますが、
年に一回、警報機の検査があります。
これは恒例なので理解していますが、
今回は初めての点検が来ました。
その点検とは、各階を見回る点検であり
各階にて、従業員の数などをダウンロードした書類に書かせるというものでした。
(書類を書いたら消防署に各自提出しろとの事)
検査員の服装は”消防職員”の恰好でしたが、
横柄で上から目線でしたので本物なのか?気になりました。
予めダウンロードをする旨の説明があれば
テナントさんに迷惑をかけることなく進められたのですが
パソコンありきのスムーズではないやり方に疑問を覚えました。
これは近年になって、公式化された点検なのでしょうか?
それとも詐欺等の消防庁とは全く関係のない集団なのでしょうか?
また、本当であれば
この検査は何検査なのか?また管轄はどこなのか?
名称を教えて頂けないでしょうか?
名称がわからず自分で調べる事も出来ない状態です。
よろしくお願いいたします。
これに対し消防側の対応は・・・・
設備業者に依頼しているものは、
消防用設備点検ではないかと思われます。
そちらは消防職員が実施時に立ち会うことはありません。
点検実施後、消防署へ報告いただきます。
消防職員は立入検査で建物に訪問し、
消防設備の状況や避難経路が確保されているか等、
法令違反がないかの検査を行っています。
ダウンロードして提出するという書類について、
詳細がわかりかねますのでお答えできかねます。
仮に、立入検査の際に違反指摘があった場合、
違反指摘を改修する計画を提出いただきますので、
その様式が東京消防庁のホームページに掲載されています。
他にも、消防署へ提出いただくための防火管理者の選解任や、
防火対象物使用開始届等の様式が掲示されておりますので、
消防職員から依頼がある可能性はあります。
しかし、詳細を確認していない状況ですと推測のお話になりますので、
管轄消防署に確認させていただき、ご回答させていただければと思います。
なるほど、定期的に行われている検査とは別の
立入検査であったと知る事ができた。
立入検査は威圧的に行うのが普通ならば
今後は管理人に対してのみにしてほしいと願う。