固定式自転車と長い付き合いの私が
30年以上の経験をふまえて、
特徴や選び方、使用法をアドバイスしようと思います。
とにかく楽なバイク
肥満者にとって何よりめんどくさいのが運動です。
体重が重いのにジョギングは無謀ですし
膝にも悪影響を及ぼします。
バイク系は座ったまま使い、
自重がかからないので無駄な負担がないのが一番の特徴です。
はじめは慣れるまで数日かかりますが、
慣れてくると30~60分など、簡単に漕げるようになります。
!テレビやスマホを見ながら出来るので想像以上に時間が早く過ぎる!
私はパソコンをやりながら漕いでいます。
マグネットバイクとは30年以上の付き合いですが
膝は壊れませんし、効果をガッツリ出してくれる大切な恋人です♪
ジムに行かないで良いアドバンテージ
自宅がジムになるだけに、
通うという難関がありません。
自宅ダイエットの利点は
「運動したい」と感じた時に行動に移せる事です。
このやる気というのはとても重要で
人間の気持ちは常に揺れ動いていますから
時間が少しでもずれればやる気が失せてしまう
という事態を避ける事が出来るのです。
固定式自転車の種類
固定式自転車には種類があります。
・エアロバイク
・マグネットバイク
・フィットネスバイク
・ベルトバイク
まず、エアロバイクという言葉は
コナミスポーツクラブの登録商標なので
他の会社は使用してはいけません。
(昔で言うところのウォークマンのようなものです)
従って、他の会社の多くは
・マグネットバイク
・フィットネスバイク
・ベルトバイク
などの名称をつけて販売することになります。
第一チェックポイント
外見よりも問題は中身
見栄えの良さに越した事はないですが
問題は中身です。
固定式自転車を選択する上で
一番はじめにチェックするポイントは
◆ベルト式か?
◆マグネット式か?
どちらかを選ぶ必要があります。
ベルト式の特徴
自転車のチェーンが、
ゴムや布に変わったものと想像して下さい。
常にベルトがペダルに絡まっているために
音が出やすい(ゴーッゴーッ)、摩擦の負担で疲れやすい
という悪い特徴がありますが、反対に1万円を切る良い点もアリ。
(いわゆる旧式で現在は固定式自転車の中で5%以下のシェア率)
マグネット式の特徴
現在は、マグネットの磁力で負担を調節する
マグネット式バイクが主流となっています。
音が静かなのが特徴的で(スーッスーッ)
負担調節が細かく設定出来るのが特徴です。
良い事ばかりなのですが、
ベルト式よりも精密な為、
壊れやすい&少々高価というマイナス面があります。
価格では判断できない
マグネットバイクは価格で品質を判別できません。
なぜなら、マグネット式は電化製品のように
当たりハズレがあるからです。
(高いバイク=長く持つ×)
高価なバイクがすべてが優秀とは限らない。
見た目より何より、マグネットがまともに動かなくては意味がありません。
このあたりのバランスを考えて購入する事が後悔しないポイントです。
そんなに壊れるの?
私は今まで、20台以上のバイクを使用しましたが
内訳
ベルト式3台
マグネット式17台
マグネットバイクだけを漕いだり、
変化を付けるためにベルト式と交互にしてみたりと
色々と乗りましたが、やはりマグネットのスムーズさは優秀です。
(特に女性はマグネットでスムーズな回転をさせたほうが苦痛がないと考えます)
また、マグネットバイク17台の内、
初期不良(はじめからマグネットが壊れている)が1台ありました。
※カラカラ音が鳴り出したら故障の合図
また、3ヶ月持たずにカラカラし出したのが3台という結果でした。
!チェック
マグネットバイクは使用し続けるとカラカラと軽い音が鳴る事がありますが、
軽度の場合はそのまま使い続けて問題はありません。
重症になれば”ペダルの負担自体が全く無くなる”ので故障と気づく事ができます。
マグネット式バイクの生産は
ほとんど中国なので、部品が足りなかったり
破損していたり、説明書が無かったりと案外雑なのが基本です。
※検品しているSHOPはまずありません。
届いて組立てたら普通に動くか、まずは確認して下さい。
Q 最近は折り畳み式が多いですが?
最近、主流になってきているのが折りたたみ式です。
数年前までは安定感の無い設計が多かったのですが
現在は技術が進歩し、グラつく&壊れやすいという欠点が無くなりました。
折り畳みタイプでも、従来のドッシリタイプでも
お好みで選んで大丈夫です。
背の低い方の要注意ポイント
骨組みがX(エックス)の形になっている
折り畳み系のバイクは、低身長ですと届かない可能性があります。
※155cm以上推奨
低身長の場合は、
ドッシリタイプの方が足が届きやすくなっています。
届いたら組立てるの?
固定式自転車のマグネット部分と骨格は
既に出来上がっているため、
我々は、椅子、メーター、ペダル、ハンドル、
足を付ける作業をしなくてはなりません。
今回、組立て時間を計ってみた所
私は慣れていたので20分でしたが
女性の場合は30~50分程度はかかると思われます。
特に、ペダル、足、椅子部分は
体重がかかるので、最終的に男性に締め直してもらうと良いでしょう!
※緩いと故障の原因になるのでしっかり止めましょう!
案外重要なポイント
固定式自転車は、
初期不良が少なくないので、
箱から出したら、必ず箱を折りたたんで保存して下さい!
これは案外重要な事で
交換や返品等で、無駄な出費にならないように保存しておきましょう。
※隙間を埋める発砲スチロールなどは、どこでも用意できますが、
大きいダンボールは高額で探してもなかなか見つからない。
私が現在メインで利用している背もたれ系バイク。
腰痛持ちの方におすすめ。
背もたれがあるので長時間の利用が楽になります。
選び方まとめ
ベルト式かマグネット式かの選択
↓
折り畳み式かドッシリ型の選択(見た目で決めて構わない)
↓
到着
↓
組立てる(不具合があればすぐに連絡!)
↓
ダンボールを保存する。
使用法について
固定式自転車の場合は
目的によって使い方がガラリと変わってきます。
足を細くしたい
自転車運動というと、競輪選手を思い浮かべて
「足が太くなるのでは?」と不安になる方がいます。
しかしながら、ダイエットに使う場合は
絶対に筋肉ムキムキになりません。
なぜでしょうか?
【2つの違い】
大きく分けて2つの違いが有ります。
その1 負担の差
競輪選手の場合
→ペダルを重く設定し短時間で追い込む。
ダイエットの場合
→ペダルを軽く設定し長く漕ぐ。
その2 食事の差
競輪選手の場合
→カロリーオーバーする食事をする
(筋肉肥大には炭水化物も必要)
ダイエットの場合
→カロリーを減らすので太くする栄養が不足する。
このような違いがあります。
※負担は軽めが◎
メーターは必要なし
私はマグネットバイクを利用する際は
メーターや脈拍計は使用しません。
なぜならば、身長/体重/代謝能力も違うので正しい数値が出ないからです。
目安にはなりますが完璧ではありません。
一番怖いのは
メーターばかりを気にしてしまうことです。
心拍数は?消費カロリーは??
ダイエットにおいて一番大切なのは
測定ではなく、バイクを長く漕ぐ事です。
カロリーを減らしていれば、
脈拍が低くても(ダラダラ濃いでも)脂肪燃焼に繋がります。
バイク運動の消費カロリーの目安は
60分で300キロカロリー程度の大雑把な考えで大丈夫です。
メーターとにらめっこよりも
スマホなど見たり、読書をしたり
無駄なく使うと時間も有効に使えます。
お尻が痛い
昔と違い、今のバイク椅子は
とても柔らかくなっていますが、
連日頑張る方達は、お尻が痛くなる事もあります。
そのような時には、サドルカバーをつけたり
自宅に薄い座布団があれば、それをひくと緩和されます。
頻度は?週1回の効果は?
バイクの運動頻度の理想は、週3~6回です。
週1回4時間漕ぐよりも
週6回40分漕ぐほうが断然痩せます。
(同じ240分でも分けたほうが良い)
小分けにする事は代謝UPに影響してくるので
出来るだけ週3回以上を目標にして下さい。
コメント
とても参考になりました!エアロバイクの商標登録は、コナミスポーツクラブではないでしょうか?
ありがとうございます。
確かに、改めて調べてみるとコナミスポーツクラブですね!
修正させていただきました。
とても助かりました!ありがとうございます!