”胡椒”が入っていないのは本当ですか?
A.はい、本当です。柚子胡椒は、
唐辛子とユズとを原料とする調味料で、コショウは入っていません。
名称の「胡椒」は唐辛子を意味する九州方言で、
コショウは「洋胡椒」と呼んで区別するそうです。
柚子胡椒は九州で一般的な調味料として多くの料理で使用されています。
鍋料理や刺身、天ぷらなどの和風料理の薬味としてはもちろん、
スパゲティやサラダドレッシングなどの洋風料理にも合います。
正しい発音というのは本当ですか?
A.ゆずこしょうではなくゆずごしょうが正しい発音というのは、
一部の地域で言われていることですが、必ずしも正しいとは限りません。
柚子胡椒の「胡椒」は、唐辛子を意味する九州方言で、
ここでは一般的なコショウではなく唐辛子のことを指しています。
九州方言では、「こしょう」は「ごしょう」や
「ごじょう」と発音されることがありますが、
これは方言特有の音韻変化であって、
標準語では「こしょう」と発音するのが正しいとされています。
したがって、柚子胡椒は「ゆずこしょう」と発音するのが一般的ですが、
「ゆずごしょう」や「ゆずごじょう」と
発音するのも九州方言としては間違いではありません。
ただし、他の地域では通じにくい可能性があるので注意が必要です。
A.柚子胡椒の歴史については、諸説ありますが、
一般的には九州発祥の調味料と言われています。
特に、大分県日田市やその周辺が柚子胡椒の発祥の地とする説が有力です。
その理由は、柚子と唐辛子の産地であることや、
古くから家庭で柚子胡椒が作られていたことなどが挙げられます。
柚子胡椒は、昭和の初めから登場した比較的新しい調味料で、
最初は九州で主に使われていましたが、
2000年代に入って全国的に知られるようになりました。
柚子胡椒の作り方は、柚子の皮と唐辛子をすり鉢で練り、
塩と柚子果汁を加えて熟成させるというシンプルなものです。
唐辛子は青唐辛子や赤唐辛子などを使い、
色や辛味を変えることができます。
柚子胡椒は、鍋料理や刺身、天ぷらなどの和風料理だけでなく、
スパゲティやサラダドレッシングなどの洋風料理にも合う万能な調味料です。
老舗店の商品としては、
以下のようなものがあります。
– 柚乃香本舗 –
柚子胡椒専門店で、自家栽培・自家製造の
高級柚子胡椒を販売しています。
– 伍代長谷部 –
柚子胡椒発祥の地とされる大分県日田市で
生産・販売している会員制柚子胡椒通販サイトです。
– 三越伊勢丹 –
柚子胡椒の自家製レシピや市販品を紹介している食メディアです。