商品に書かれている「抗菌」の文字、
その効果に疑問を持った事はないだろうか?
我が家のトイレスリッパには「抗菌」の2文字が書かれているが、
300円のスリッパの中に
”菌をやっつける何かが埋め込まれ
常に菌を撃退している”とは到底思えない。
怪しい!!
実に怪しい!!
抗菌とは?
長年、菌を消し続ける・・・
アルコールだって吹きかけても効力には限度があるのだから
何もしていない「抗菌」の方が優れている筈がない。
実は「抗菌」とは、菌を殺すのではなく
菌の住みにくい環境を作っている意味なのだ。
これは言葉巧みなトラップである。
!菌が増えにくいだけ!菌は殺さない!
コロナ禍に、”ドアノブ”や”トイレの扉”などに
抗菌シートなるものが貼付してある場合があったが、
あくまで住みにくい環境であるだけで、
菌が存在しない訳ではないので注意したい。
抗菌は雑貨でも使える規定が甘い表示方法
のドアに貼られていたけど
コロナ消えるとは限らない
あたかも消えるように書いちゃダメだろ
殺菌とは?
「殺菌」は一番強そうな言葉で、
商品を売り出す際に一番使いたい言葉であるが
医薬品&医薬部外品にしか使えない言葉のため、
主に市販薬に使われている。
菌をすべて殺すと思われるが
あくまで特定の菌を殺す意味であり殺菌でも万能ではない。
殺菌と書かれていても100%ではない
これだけでいいのにね。
コーヒーだって0カロリーも嘘だし
(100mlあたり5Kcal以下ならば0Kcal表記OK)
なんかムカつくよね。
除菌とは?
「除菌」と言えば、コロナ全盛期には
除菌スプレーや除菌ウエットティッシュと
書かれている商品が目立つようになった。
しかしながら、殺菌と書いていないので
”信じられない”方も多いはずだ。
しかも除菌スプレーの場合は
アルコール分が少ない場合もあり不安になる場合もある。
除菌は殺菌する事もできるが、
医薬品&医薬部外品にしか殺菌という単語が使えないので
自然と、洗剤などの台所関係には”除菌”が使われる。
効果はあるがルール上殺菌という表現は使えない
コロナからさ
消毒とは?
エタノールには殺菌ではなく、
「消毒」という言葉が書かれている。
アルコールで消毒した時点で妙な安心感があるが、実は完璧ではない。
あくまで”菌の活動を弱める”事であるゆえに、
コロナ対策も、まずは手洗いで多くの菌を落とし、
→最後に仕上げとしてアルコール消毒をする流れが基本とされている。
エタノール買う事に命かけてる。
コロナでだけは死にたくないって。
滅菌とは?
「滅菌」・・・・・。
思い出してみても、書かれている商品は思い浮かばない。
それもそのはず、滅菌はありとあらゆる菌を消し去る事であり
普通に生きている環境では使うことは無い。
滅菌を行う場所は、手術器具や注射など
医療関係において必要とされる。
結論:とにかくややこしい
抗菌 消毒 殺菌 滅菌 除菌 滅菌
とにかくややこしいが、おおよその違いが分かっただろうか?
消毒除菌殺菌→十分効果的
抗菌だけではほとんど意味は無いが、
消毒や除菌、殺菌の言葉は信用しても良さそうだ。