連打したような音が聞こえます。
鳴っている時間は20秒から30秒程。
何故このような音が鳴るのでしょうか？
人が押しているにしては間隔が同じなので
キレて連打しているように思えません。
連打している音が聞こえることがあります。
防犯のブザーかもしれませんが、これは一体何なのですか？
A.車のクラクションが連打している音は、
通常は車の防犯ブザーによるものです。
これは車上荒らしや盗難から愛車を守るための
セキュリティシステムの一部です。
防犯ブザーは、以下のような
センサーを使用して異常を検知し、警告音を鳴らす役割を果たします。
1. **振動センサー**
車体に物をぶつけたり、
ガラスを割ったりする際の振動を検知します。
車上荒らしやイタズラに対応します。
2. **チルトセンサー**
車体を傾けたときに反応して警報音を鳴らします。
レッカー車で無理やりけん引される手口に対処できます。
3. **フィールドセンサー**
レーダーや電波を使って車外の状態を監視します。
不審者を近づけないように警告します。
4. **音感センサー**
音を感知して警報音を鳴らします。
ピッキング対策に有効です。
窃盗団の手口は、あえて警報を鳴らし、
オーナーがチェックしても誤作動だと思わせるように長期的に繰り返します。
最終的に、盗難防止のスイッチをオフにした時に盗むパターンがあります。
ただし、防犯ブザーが鳴りっぱなしの場合、
周囲の迷惑になる可能性があるため、適切な対処が必要です。
もし他人の車のアラームが鳴り続けている場合は、
オーナーに知らせるか、警察に連絡することを検討してください。
自動車盗難の手口を教えてください
自動車盗難には様々な手口があります。
以下は、現在知られている主な手口の一部です。
1. **コードグラバー**
キーレス操作で発する電波を
遠方から掴んで解錠する手口です。
ドアは開閉できてもエンジンまでは始動できないため、
車上荒らし的に悪用されることが多いです。
2. **リレーアタック**
スマートキーから常時発信されている微弱電波を傍受し、
窃盗犯仲間にリレー形式で送信してドアの開閉からエンジン始動までを完遂します。
数メートル範囲でしか飛ばない微弱電波をキャッチすることは困難でもあります。
3. **CANインベーダー**
クルマの頭脳にあたるECU（エンジンコントロールユニット）
から車両の隅々まで張り巡らされているCANにアクセスし、
ECUを乗っ取って車両盗難を行います。
スマートキーをコピーする手間など不要で、車両盗難が可能です。
4. **イモビカッター**
車両に備わる盗難防止装置「イモビライザー」の機能を悪用し、
非正規のキーに書き換え後のIDを登録してエンジンを始動させる手口です。
5. **物理的侵入**
ハンマー等で車のガラスを破壊し侵入する、
キーシリンダーを破壊して侵入する、窓ガラスに隙間を作り、
その間から針金等を差し込んでドアを解錠するなどの方法があります。
6. **家への侵入**
家に侵入し車のキーを盗んで侵入する、
車体にマグネット等で隠しているスペアキーを
探し出して侵入する手口もあります。
これらの手口は、
技術の進歩とともに進化し続けており、
新しい手口が開発される可能性もあります。
そのため、車両のセキュリティシステムを常に最新の状態に保ち、
不審な活動にはすぐに警察に通報することが重要です。