ではどうやって利益を得ているのですか?
入場料を取るのは知っていて、
1800円~2万円程度の指定席があるそうですが
それでは到底まかないきれませんよね?
日本をはじめ海外の売り上げの一部を貰っているのですか?
馬券が買えない事を聞いて驚いています。
日本で発売したドバイワールドカップを含む
4Rの売り上げが61億で1996年の有馬記念の
売り上げは875億です。
このように売れば儲かるのに、
何故ドバイは馬券を売らないのでしょうか?
そして、どこから利益を得て商売として
成り立っているのでしょうか?
1着賞金も高いのでしょうか?
厩舎で働く人間にまで給料は
しっかり届くのでしょうか?
ドバイでは馬券が買えないのは、
イスラム教の教えで賭け事を禁止しているためです。
ドバイの競馬は、入場料やスポンサー料、
海外の売り上げの一部などで利益を得ています。
日本では、JRAがドバイワールドカップデーの
一部のレースについて勝馬投票券を発売しています。
ドバイワールドカップは、世界最高賞金の競馬レースで、
毎年3月にメイダン競馬場で行われます。
主な収入源
ドバイの競馬は、馬券を売らない代わりに、
様々な収入源を持っています。
例えば、以下のようなものがあります。
– 入場料:
メイダン競馬場では、
一般席は無料ですが、指定席やレストラン席などは有料で、
高級なものでは数万円のチケットもあります。
– スポンサー料:
ドバイワールドカップデーのレースは、
各社からのスポンサー料で賄われています。
例えば、ドバイワールドカップはエミレーツ航空がスポンサーになっています。
– 海外の売り上げ:
ドバイワールドカップデーのレースは、
日本やアメリカなどの国で馬券が発売されており、
その売り上げの一部がドバイに還元されています。
– 複合商業施設:
メイダン競馬場は、ホテルやショッピングモール、
映画館などを含む複合商業施設「Meydan City」
の中核施設となっており、その収益も競馬に貢献しています。
以上のように、ドバイの競馬は馬券を売らなくても、
多角的なビジネスモデルで成り立っていると言えます。
ドバイワールドカップは、
世界最高賞金の競馬レースの一つで、
2023年の賞金総額は1200万米ドル(約15億7200万円)です。
そのうち、1着賞金は696万米ドル(約9億1176万円)で、
日本のジャパンカップや有馬記念の約3倍に相当します。
厩舎で働く人間にもお金はしっかり届くと思います。
一般的に、競馬の賞金は馬主が受け取りますが、
その一部を騎手や調教師、厩務員などに分配します。
この分配率は国や地域によって異なりますが、
例えば日本では、騎手は1着賞金の10%、
調教師は5%、厩務員は1%を受け取ります。
ドバイでは、分配率は公表されていませんが、
日本と同程度かそれ以上だと推測されます。
したがって、ドバイワールドカップで1着になった場合、
騎手は約9千万円、調教師は約4千万円、
厩務員は約900万円を受け取る可能性があります。
これらは日本の平均年収よりもかなり高い額です。
心配する必要はないと思いますが、
ドバイワールドカップで活躍する馬や人間たちは、
高額な賞金だけでなく、競馬の栄誉や名声も得ています。
それが彼らのモチベーションにもなっているでしょう。
どのように選ばれるのですか?
ドバイワールドカップに出場する馬は、
主に以下のような方法で選ばれます。
*ドバイワールドカップ委員会*が、
世界各地の競馬の成績や評価をもとに、招待馬を選定します。
招待馬は予備登録を受け付けられ、最終的に出走を表明するかどうかを決めます。
ドバイワールドカップカーニバルという、
メイダン競馬場で1月から3月にかけて行われる一連のレースに出走し、
その成績や評価で出走権を得ます。
特に、マクトゥームチャレンジラウンド3(G1・ダート2000m)は、
ドバイワールドカップの前哨戦として重要視されます。
ワイルドカードという、ドバイワールドカップ委員会が
特別に出走権を与える制度があります。
これは、例えばサウジカップ(G1・ダート1800m)などの
他国のレースで好成績を収めた馬に対して適用されることがあります。
以上のように、ドバイワールドカップに出場する馬は、
様々な経路で選ばれますが、共通しているのは、
世界のトップレベルの競馬で実績を示すことです。
そのため、ドバイワールドカップは
毎年高いレベルの競馬が展開されると言えます。