「踏絵」と「絵踏」どちらが正しい?違いは?

Q.小学生の頃、歴史の勉強で
キリシタンの「踏み絵」を習いましたが、
最近は「絵踏み」と聞くことが増えました。
なぜ、そんな言い方に変わったのですが?
昔は100%「踏み絵」でした。
Q.踏絵と絵踏の違いを教えてください。
私の記憶では踏絵でしたが….
Q.踏絵が絵踏に変わった理由を教えてください
30年前中学生だった私は「踏絵」と習いました。
しかし現在の教科書では「絵踏」と載っています。
「踏絵」をさせる行為を「絵踏」というらしいのですが
いつから用語が切り替わったの?とても気持ちが悪いです。

A.「踏絵」と「絵踏」の違いは、
以下のようになります。

「踏絵(ふみえ)」は、キリスト教の信者であるかどうかを見極めるために、
幕府が人々に踏ませたキリストやマリアの像が描かれた絵や板のことです。
一方で「絵踏(えぶみ)」は、その踏絵を踏ませる行為や方法のことです。

つまり、「踏絵」は物であり、「絵踏」は行為です。
両者は別のものを指しています。

したがって、「小学生の頃、歴史の勉強でキリシタンの
『踏み絵』を習いましたが、最近は『絵踏み』と聞くことが増えました。
なぜ、そんな言い方に変わったのですか?」という質問に対する答えは、

禁教令が出されて以降の
幕府のキリスト教徒取り締まりの過程で行われた行為については、
従来は「踏絵」という表記をしてきましたが

実際には、踏ませたものとその行為の呼称が異なっていたという点から
踏ませる行為を「絵踏(えぶみ)」、踏ませるものを「踏み絵」
と区別して表記し、正確を期した表現としたということです。
教科書によって切り替えた時期は異なりますが、
2000年より前から徐々に替えられています。

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Q.キリシタンが禁止された理由は何ですか?

キリシタンが禁止された理由は、
複数の要因が絡んでいると考えられます。
以下に、いくつかの可能性を挙げてみます。

1.キリスト教は、日本の伝統的な神道や仏教とは
相容れない教えを持っていました。
キリスト教徒は、他の宗教の神社や寺院を破壊したり、
神仏に対する冒涜的な行為をしたりすることもありました。
これは、日本人の感情や文化を傷つけることになりました。

2.キリスト教は、欧州の列強国の侵略の
手先と見なされることもありました。
宣教師たちは、日本人を奴隷として売買したり、
キリシタン大名を利用して日本の政治に干渉したりすることもありました。
これは、日本の主権や安全を脅かすことになりました。

3.キリスト教は、日本の封建的な
支配体制に反する教えを持っていました。
キリスト教徒は、神の前ではみな平等であると信じており、
天皇や幕府に対する忠誠心服従心が薄かったと言われます。
これは、日本の秩序や統制を乱すことになりました。

以上のように、キリスト教は日本において
多くの問題や衝突を引き起こしました。
そのため、秀吉や家康などの支配者たちは、
キリスト教を禁止することで日本の平和や安定を守ろうとしたのでしょう。



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コメント

  1. 匿名 より:

    踏み絵世代っす