コーヒーの原価は0.4円は本当ですか?原産地の方は貧乏で大変なのは本当ですか?

Q.コーヒーの木から1年で400グラムの
豆しか取れないとテレビで教えてくれました。
更には裏情報では1杯あたりの原価は0.4円で、
現地で栽培している人はコーヒーを
飲むことなく貧しい暮らしをしてる
と聞いたことがあります。
本当ですか?

A.コーヒーの木から1年で
400グラムの豆が取れるというのは一般的な平均値です。
品種や栽培地によっては、もっと多くの豆が取れる場合もあります。

例えば、ロブスタ種は高温多湿の気候に適応し、
高収量で栽培されています。
一方、アラビカ種は高品質で収量も比較的高いですが霜害や乾燥に弱いです。

コーヒーの1杯あたりの原価が0.4円というのは、
コーヒー豆の生産コストだけを考えた場合の数字です。
しかし、コーヒー豆を焙煎したり、輸送したり、
加工したりするには、さらに多くのコストがかかります。

また、コーヒーの品質や需要によっても、市場での価格は変動します。
コーヒーの木1本から約40杯分のコーヒーが取れるとしても
それだけで農家の収入になるわけではありません。

現地で栽培している人が
コーヒーを飲まないというのは一概には言えません。
原産地であるエチオピアでは、
コーヒーは古くから飲まれており、文化や宗教の一部となっています。

しかし、コーヒー生産地では、
1日あたりの収入が1ドルにも満たない小規模農家や労働者が少なくありません。
コーヒーを飲む余裕がない人も多いでしょう。

また、コーヒーの消費国では、
コーヒーにはさまざまな加工や調理法がありますが、
生産地では、そうした方法が普及していない場合もあります。
コーヒーの味や香りを楽しむためには適切な焙煎や抽出が必要です。

コーヒーは私たちの日常に欠かせない飲み物ですが、
その一杯の背景には、多くの人々の努力や苦労があります。
コーヒーを飲む時には、そのことを思い出してみてください。

温暖化による2050年問題とは?

コーヒーは主に赤道を挟んで
北緯25度~南緯25度の地域で栽培されます。
この地域を「コーヒーベルト」と呼びます。

コーヒーには高品質なアラビカ種と
大量生産できるロブスタ種に二分されます。
アラビカ種は気温15〜24℃で標高450~2,300メートル
ほどの寒暖差のある土地が適しています。

このまま地球温暖化が進むと、
コーヒー栽培に適した土地が減少し、
収穫量や品質が低下すると予測されています。
特にアラビカ種の栽培可能範囲が大幅に減ると言われています。

一方、世界ではコーヒーの需要が高まっており、
近年コーヒー生豆の国際相場も上昇しています。
アジア諸国で消費が伸び、生産を増やすことが急務になっています。

コーヒーは世界70カ国以上で生産され、
約2500万世帯が従事する巨大産業です。
しかし、小規模農家が多く、産地は中南米や
アフリカなど貧困にあえぐ発展途上国が目立ちます。

コーヒー生産者は相場の変動や病害虫の
被害などによって安定した収入を得られない場合が多く、
離農する人も少なくありません。
また、医療や教育、金融へのアクセスが難しく
児童労働も問題になっています。

コーヒーの2050年問題を解決するためには、
気候変動の緩和や適応、生産者の所得向上や生活改善、
サプライチェーンの透明化や持続可能性など、
さまざまな取り組みが必要です。

コーヒーは私たちの日常に欠かせない飲み物ですが、
その一杯の背景には、多くの人々の努力や苦労があります。
コーヒーを飲む時には、そのことを思い出してみてください。



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コメント

  1. 匿名 より:

    日本で育てられないかな
    今から始めてビジネスにするかな
    安くて無理かw