【飲尿療法】昭和と令和の常識の違い【汚くない?安全?】

Q.昭和の頃、尿健康法みたいなもので、
朝一の自分の尿を飲むと健康になるとテレビでやっていましたが
令和の常識ではどうなんですか?
Q.以前の記事で、プールに放たれた尿が
目に入ると炎症を起こす場合があるとありましたが、
尿を飲む健康法はどうなのですか?
飲むから問題ないのですか?
私は、排泄物(不必要な物)を飲むのは
やはり危険だと思いますが教えてください。

A.尿療法とは、自分の尿を飲むことで
病気を治したり健康を増進したりするという民間療法の一つです。
尿療法は昭和の頃から日本で一部に知られていましたが、
令和の常識ではどうなのでしょうか?

まず、尿療法には科学的・医学的な根拠はありません。
尿は血液から作られた余剰物であり、
体外に排泄されるまでは無菌のものですが、
排泄後はすぐに雑菌の繁殖が始まります。
尿には尿素やアンモニアなどの有害物質や、
薬物の代謝物なども含まれています。
尿を飲むことでこれらの物質が再び体内に入り、
腎臓や肝臓に負担をかける可能性があります。

尿療法の効果を信じる人は、
尿には自分の体内のデータや免疫グロブリンなどの
有用な成分が含まれていると考えています。
しかし、これらの成分は尿にはほとんど含まれておらず、
また尿を飲んでも消化管で分解されて吸収されません。

尿療法で病気が改善したという体験談もありますが、
これはプラセボ効果(心理的効果)や、
他の要因によるものである可能性が高いです。

尿療法を実践したことがある芸能人もいますが、
彼らの体験は個人的なものであり、一般化できるものではありません。
尿療法にはリスクがありますし、効果も証明されていません。

尿は排泄物(不必要な物)であり、
飲むのはやはり危険だと思います。

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Q.他にも民間療法で有名なものはありますか?

民間療法には、さまざまな種類がありますが、
有名なものとしては以下のようなものが挙げられます。

ゲルソン療法:
野菜や果物のジュースやコーヒー浣腸などを行うことで、
がんや慢性疾患を治療するという民間療法です。
ゲルソン療法は、体内の毒素を排出し、
免疫力を高めると主張していますが、科学的・医学的な根拠はありません。
ゲルソン療法は、栄養不足や感染症、
電解質の異常などの重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

マクロビオティック:
穀物や野菜を中心とした食事法で、
がんや慢性疾患の予防や治療に効果があるという民間療法です。
マクロビオティックは、食物の陰陽のバランスを整えることで、
体内のエネルギーの流れを調和させると主張していますが、
科学的・医学的な根拠はありません。
マクロビオティックは、栄養不足や骨粗しょう症、
貧血などの副作用を引き起こす可能性があります。

水虫にハイター:
水虫をハイターで治すのも民間療法の一種で。
ハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚を溶かしたり、
目に入ったりすると失明の恐れがある強力な漂白剤です。
水虫の白癬菌を殺菌する効果はあるかもしれませんが、
皮膚の炎症や薬傷を引き起こす可能性が高く、
水虫を悪化させることもあります。
水虫は市販の抗真菌薬で十分に治療できますし、
それでも治らない場合は皮膚科を受診することが必要です。

ハイターで水虫が治るのか確かめてみた



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