あれから我が家のバムさんは
診察中に亡くなってしまった。
一向に良くならず、覚悟はしていたが
あっけないものである。
病状時系列
モルモットが病気になれば
飼い主はネットで調べまくるだろう。
検索【食欲がない】【糞が出ない】
そして、その多くは
不正咬合、ガスが溜まるがよくある原因だが
当然、その他の病気である事もある。
時系列
糞が出ない
食欲がない
↓
初診
×不正咬合ではない
病院でレントゲン
獣医「腸内にガスが溜まっています」
点滴+注射
獣医「4日以内によくなります」
↓
自宅でガスを出す薬継続
↓
通院
獣医「股間が腫れているので抗生物質を出しておきます」
↓
食欲がない
良くなる気配はない
(抗生物質が悪いのでは?)
↓
食べないと栄養失調になるので
シリンジにて水や餌(パウダーを溶かしたもの)を与える
↓
しかし良くならないので
ガスが抜けていない場合や他の病気もあるのでは?
色々と食べ物を詰め込むだけではダメだと思いまた病院へ
出来ればレントゲンでガス以外の部分もよく見てほしい。
↓
尿道内に膿があり
取り出す。(痛そう)
↓
レントゲン前に死亡
ガス以前に膀胱付近に何かしらのトラブルがあった可能性
↓
獣医「死因不明です」との事。
「・・・・・」
恐らく今思えば、
ガス以前に膀胱周辺に何かしらの疾患があったのだろう。。
通えば通うほど悪化するのだからおかしな話だ。
すぐに病院は正解なのか?
何かあると”すぐに病院へ”が質問界の常識であるが、
・太い注射で一撃で注入する点滴
・抗生物質
など、体に負担をかけマイナスに働くこともあるので
全ての病院が正しいとは限らなそうだ。
また、初診の時点で「ガス」だけと
早合点して”他の重病を”見逃してしまった可能性もある。
(診断後の疑う姿勢も大切)
特に、今回の獣医はこちらからの言い分は聞いてもらえず
「私の質問にだけ答えろ」的だったので、
こちらからの意見は通らない場所だった。
(原因を1つと決めつけてしまう恐ろしさを学んだ)
ただ、分かったのは一度食欲が無くなれば、
悪化するスピードはとても速いので、
体がまだ元気な時に検査を済ませた方が良い事だ。
(流動食は頻繁に与えなければすぐに栄養不足になる)
全く動かなくなったり、少し移動するだけになればいよいよ危険だ。
今回の経験を踏まえて、
抗生物質の怖さも考える事が出来たし
やはりエキゾチック専門の先生や
初診で細かい部分まで見てくれる病院(重要)
話を聞いてくれる獣医(重要)に出会うことが大切と理解した。
(飼う前や、元気な段階で病院をしっかりリサーチする必要がある)
病院に行くのは大切ではあるが、
闇雲に注射+注射では怖い部分も感じた。
特にモルモットやハムスターなどは
ストレスに敏感なだけに飼い主の洞察力と
病院選び&薬選びはとても重要になる。
今回、病院に行った事で死期が早まったと思えるが、
病院に行かなかったら、(なぜ何もしなかったんだと)100%後悔していた事だろう。
命綱のほとんどは獣医の経験と腕に左右されるが、
我々飼い主は、我が子の”微妙な”体調の変化を察する事が任務である。
どんなに気を付けていても、
食欲不振や便が出ないなどの症状は起こってしまう。
自分を責めず、モルのために
一番できる最善策を考えてほしい。
そしてストレスに弱い小動物は病院で亡くなる事も多い。
先人達が経験をブログに綴ってくれたおかげで、
前日の夜中は2時間ほど寄り添って撫でる事ができた。
後悔しないように、飼った時から
常に一緒にいたバムさんであるが
3年半は短い・・・
寂しいが色々な事を教えてくれた。
ありがとう!