どの時代にも、悪徳商法や詐欺が存在する。
例えば、若い世代は「時間はあるが金はない」
「遊びたいけど金がない」という時期が訪れ
”効率の良いバイト”を探す時期がやってくるものだ。
(隙が生まれる危険な時期)
私が若い頃も、様々なバイトに騙されたが
なんとか道を外さずに進むことができた。
そして、現代ではスマホという
個人情報が詰まったツールを誰もが持っているため
(昭和&平成よりも)被害が大きくなっているので注意が必要だ。
副業や稼げるには注意
XなどのSNSでは、
メッセージやDMを使った
「稼げますよ」を謳ったお誘いが横行している。
この世に、”簡単に稼げる職業”は存在しないが
若い世代や世間を知らないタイプには
これが魅力的に映ってしまうのである。
そもそも、仮にあなたが
”簡単に稼げる副業”を知っていたらどうだろうか?
そんな素晴らしい方法は「こっそり」と自分だけの秘密にするはずだ。
情弱者が騙される
副業や詐欺で騙される方は、
基本的に情弱者で世間を知らない人である。
ただ、「副業」と「簡単に稼げる」などのキーワードは危険!
ということをはじめから脳にインプットしておけば
考える時間が出来て回避することが可能になる。
・マンションを買って家賃で稼ぎませんか?
→ボロアパートでメンテナンスが必要でマイナス
→入居者が入らない地域でマイナス
・電話や電気、ガスを安くしませんか?
→知らない会社と契約
・簡単に稼ぎませんか?
→お金を振り込んだら音沙汰無し
→高いツールを買わされる
→様々なサイトに入会させられる
→遠隔アプリのインストールを勧められる
日本は既に平和な国ではなく、
隙を見せれば、リアルでもネットでも
足元を掬われる時代である。
親しいと思った友人でも、
急に裏切るのが人間界である。
心の中では常に”防御”する姿勢を持っていたほうがいい。
(人間を信じたら危険だ)
現代の副業詐欺とは?
時代によって手口は変わるが、
相手から誘ってくる事には変わりがない。
・広告のバナーから
・急に飛び出す(焦らせる)ポップアップ広告
・SNSのフォロー(DM)
2024年にはアプリをダウンロードさせて
スマホが遠隔操作される被害が報告されている。
これはアプリをインストールする事に
抵抗のない若者をターゲットにした手口である。
遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる副業や投資の勧誘に注意
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副業や投資に関する情報商材のトラブル
特に20歳代の若者の場合、支払いのために
借金をさせられるケースが多くみられますが、
最近の相談事例をみると、副業や投資に関する
情報商材を購入後、高額なサポート契約を勧誘され、
「お金がない」と断った消費者に対して
遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる手口。
※遠隔操作アプリとは?
自分のスマホやPCに第三者が接続して、
両者が画面を共有しながら遠隔操作を行うアプリのことを指す。
正しい使い方の例として、パソコンメーカーや通信事業者が
ユーザーサポートを行う場面などで利用されます。
しかし、本トラブルでは、
消費者の端末が悪徳事業者に画面共有された状態で
事業者から指示され借金をさせられるケースが多くみられます。
副業の高額サポート契約を勧誘される
↓
お金がないと断る
↓
遠隔操作アプリを通して借金の仕方を指南される
広告を見て、副業サイトにアクセスし
無料通話アプリで友達登録した。
↓
「情報商材の購入が必要」というので、
数千円の情報商材を購入すると、
後日、事業者から電話があり
「詳細を説明するので予約をするように」と案内される。
↓
「手っ取り早く儲かる約200万円の
サポートプランがあなたに合っている」と勧められる。
↓
「お金がない」と断ると、
「貸金業者で借金する方法を教えるので
スマホに遠隔操作アプリを入れるように」
と案内される。
↓
電話で事業者から言われるまま操作を行い、
勤務先について嘘の申告をするように指示され
2社の貸金業者から50万円ずつ合計100万円を借金し
指定された個人名義の口座に振り込んだ。
(あなたには借金だけが残る)
以上のように、ネットの世界でも隙を見せたら
現金も個人情報も盗まれる時代である。
日ごろから”疑う”事を忘れないでほしい。